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標本カード
ヒッコリー樽の中で嫌気発酵させているペリークタバコ
ライセンス: CC BY-SA 4.0出典: TomaInfo / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

ペリーク

ぺりいくPerique

フレーバーシーシャ本館標本番号: perique
定義

ペリークは、米国ルイジアナ州セントジェームズ郡で作られる、発酵させたたばこ葉です。茎を除いた葉を約450gの束にしてウイスキー樽に詰め、圧をかけて少なくとも1年寝かせます。黒に近い濃い茶色で、果実や酢を思わせる香りがあり、ほかのたばこに混ぜて風味をつける使い方が中心です。

圧をかけて発酵させる、ルイジアナの葉

ペリークは、米国ルイジアナ州のセントジェームズ郡(英語ではSt. James Parish)で作られる、発酵させたたばこ葉です。栽培できるのは同郡だけだと、地元の観光サイトも現地取材の記事も伝えています。

色は黒に近い濃い茶色で、香りは果実と酢を思わせます。強いので、ほかのたばこに混ぜて風味をつける使い方が中心です。

どうやって作るの?

Wikipediaによると、栽培では芽かきをして、葉を12枚に整えます。収穫は6月の終わりです。株ごと刈り取り、風通しのよい小屋に吊るして乾かします。

葉は半乾きのうちに土を落とし、湿らせて、茎を手で抜きます。それを重さ約1ポンド(約450g)の束にして、トルケット(torquette)と呼びます。

束はヒッコリー材のウイスキー樽に詰めます。オーク材の当て木とネジ式のジャッキで圧をかけ、空気をほぼ押し出します。最初の数か月は樽の中で泡が出るそうです(地元の観光サイト)。

途中で圧をゆるめ、束を手でほぐして、少し空気を入れる作業があります。回数は出典で違い、Wikipediaは月に1回ほど、地元の観光サイトは少なくとも3回です。

樽に置く期間は、少なくとも1年です。長く圧をかけたままにもできますが、空気にさらす時間が長いと風味が落ちます。

どんな香りと味?

香りのもとは、空気の少ない中での発酵でできる、数百種類の揮発性の成分です。その多くはワインにも含まれます。仕上がりは、果実のような香りに、わずかに酢を思わせる香りが重なります(Wikipedia)。

現地を取材した記事は、発酵した果実と酢の香りに加えて、焦げたオーク、こしょう、イチジクを挙げています。サイバーチルは、こしょう、イチジク、プラムのような香りと書いています。

パイプたばこの愛好家には、「パイプたばこのトリュフ」と呼ぶ人もいると、Wikipediaは紹介しています。

いつ、だれが始めたの?

始まりは、先住民が育てていたたばこです。Wikipediaによると、アケイディア人が1776年にこの地へ入植したとき、チョクトー族とチカソー族はすでに独特の風味のたばこを育てていました。

ペリークを最初に作った人として、農民のピエール・シュネ(Pierre Chenet)の名が挙がります。圧力をかけた発酵を始めたのは1824年とされます(Wikipedia)。チョクトー族から技を学んだ、というのはICT Newsが伝える話です。

古い話は、資料で食い違います。チョクトー族の発酵は、地元の観光サイトでは1,000年以上前の話で、ICT Newsでは400年以上前の話です。現地取材の記事は、発酵の工程を発展させたのはアケイディア人だと伝えています。

道具も時代で変わりました。取材記事によると、くりぬいた幹に重い石を載せる方法から、1820年代の木箱、20世紀初めのウイスキー樽へと移っています。

なぜ貴重だといわれるの?

栽培できるのはセントジェームズ郡だけです。現地取材の記事は、世界でいちばん珍しい商業栽培のたばこと広くみなされている、と書いています。地元の観光サイトは、川の堤防が切れて土砂が流れ込み、土が豊かになったことを理由に挙げています。

生産者は、一時はほぼ途絶えかけました。Wikipediaによると、1990年代の終わりに育てる農家は1軒だけでした。2017年5月には、商業生産者が25軒まで増えています。

2018年の取材記事では、ある加工場の年間の生産量が約8万ポンド(約36トン)です。価格は高めで、サイバーチルは、生産量が少なく高価だと書いています。

どんなふうに使われるの?

単体で吸うには強すぎるので、ほかのたばこに混ぜるのがふつうです。純粋なままでは強すぎると考える人が多く、かつてのかみたばこ用の販売は、いまはありません(Wikipedia)。

パイプ向けの例が「VaPer」です。サイバーチルの説明では、バージニア種にペリークを数パーセント加えたブレンドで、熟成で味が変わるものとして人気があります。同じ辞典は、ペリークもラタキアも「調味葉」として載せています。ラタキアやオリエント種と並ぶ、香りを足すための葉です。

紙巻きたばこや葉巻にも、ペリークを混ぜた銘柄があります。もとになった葉は、レッドバーレー(米国農務省の区分でType 72)だという専門家の説を、Wikipediaが紹介しています。バーレー種そのものは、バーレー種の項が詳しい説明です。

国内では詳しい解説が少なく、ここでは確かめられた範囲を書いています。シーシャ用の製品でペリークを使った例は、その中にはありません。

よくある質問

ペリークは何と読みますか?

「ペリーク」と読みます。「ペリク」と書く資料もあり、サイバーチルは見出しを「ペリク」にして「ペリーク」を併記しています。英語はPeriqueです。

ペリークは今も作られていますか?

作られています。Wikipediaは2017年5月に25軒、地元の観光サイトは2021年に約25軒の生産者がいるとしています。

関連語は登録されていません。

採集記録(出典)

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