セクショニング
せくしょにんぐSectioning
セクショニングは、ミックスするフレーバーを混ぜずに、ボウルの中で場所を分けて詰める方法です。「サイド・バイ・サイド」と呼ばれ、日本の解説では「セパレート」とも書かれます。どのフレーバーも上層に出るので、全部のフレーバーの味を感じられます。
セクショニングは、フレーバーを混ぜずに、ボウルの中を区切って詰める方法です。円グラフを作るように、フレーバーごとに場所を分けます。
呼び名はいくつかあります。英語の解説は「flavor sectioning」や「side by side mixing」と書きます。日本語の解説では、同じ詰め方を「セパレート」と呼ぶものがあります。カレーのルーとご飯のように、フレーバーを横に分けて置く、という例えもあります。
フレーバー1つ1つの味が、はっきり出ます。レモン、ピーチ、ミントを分けて詰めた場合は、3つが完全には溶け合いません。それぞれの味を、感じ分けやすくなります。シンプルなミックスに向く盛り方です。
どのフレーバーも、ボウルの上層に顔を出しています。そのため、全部のフレーバーの味を感じられます。詰める手順もシンプルです。
炭を置く位置で、味を変えられる場合もあります。ただし難易度は高めです。
弱点は熱です。熱に耐える力が大きく違うフレーバーを組み合わせると、熱に弱いほうが焦げやすくなります。熱に強いほうは、味が出にくくなります。
混ぜて詰める「ごちゃまぜ」なら、ボウル全体で熱耐性がならされます。極端に1つだけが目立つことや、隠れるフレーバーが出ることは減ります。そのかわり、詰めるのに時間がかかります。
Soheiさんは、セパレートの弱点を減らす詰め方として「ななめセパレート」を紹介しています。熱耐性の弱い順にフレーバーを並べ、その順に詰めて、最後に均します。
こうすると、熱に弱いフレーバーは下層の割合が高くなります。上の強いフレーバーに合う温度まで熱を上げても、弱いほうが適温を保ちやすい、という説明です。並べる順の目安は、基本的にニコチンが強いほど熱耐性が強い、とのことです。同じくらいなら、どちらが先でも構わないと書かれています。
これは1人の書き手の方法です。割合を目分量でつかむにも慣れがいる、と書き手自身が断っています。
レイヤリング(ミルフィーユ)は、フレーバーを縦に重ねます。最初は熱源に近い上のフレーバーが強く出て、少しずつ下に熱が回ります。時間がたつと味が変わるのが特徴です。一方で、上に敷いたフレーバーの主張が強くなり、全体のまとまりはつけにくいと説明されています。
ごちゃまぜは、混ぜて味をなじませます。個々の主張を抑えたいときに合います。この3つは、組み合わせても使えます。左右に分けて、片側はごちゃまぜ、もう片側はミルフィーユで盛る、という例があります。
Jochampの英語の解説では、アルミホイルなどの耐熱素材で仕切りを作って詰める方法が出てきます。選ぶフレーバーは2〜3種類が目安です。各区画に均等に詰め、量の比率は好みで変えます。炭は、すべての区画を均等に覆うように載せます。ときどき炭を回して、熱を均します。
どの詰め方でも、表面は平らにして縁より少し低くします。中央や側面の穴はふさぎません(CyberChill)。詰め方の全体はパッキングの項にあります。
セクショニングと、サイド・バイ・サイドは同じですか?
同じ意味で使われています。英語の解説では、flavor sectioning と side by side mixing が並べて書かれています。
セクショニングとセパレートは、同じ詰め方ですか?
日本語の解説では、ボウルを区切って詰める方法を「セパレート」と呼ぶものがあり、同じ詰め方です。ただ、呼び名がそろっているかは確認できていません。
ミルフィーユとは何が違いますか?
フレーバーを置く向きが違います。セクショニングは横に分けて、全部を上層に出します。ミルフィーユは縦に重ねて、上から順に味が出ます。
熱耐性が違うフレーバーでも、セクショニングで作れますか?
できますが、熱に弱いほうが焦げやすくなります。熱耐性の弱い順に並べて詰める「ななめセパレート」という工夫が紹介されています。