3行要約

  • アラバマ州の公衆衛生当局が2026年9月17日、連邦の大麻再分類(スケジュールIII移行)への異議を全会一致で撤回しました。
  • 州当局者はこの撤回を「手続き上のもの」と説明し、州の医療大麻プログラム自体には影響しないとしています。
  • 連邦レベルでは2026年4月、トランプ大統領の指示を受け司法省が大麻をスケジュールIからIIIへ移行させていました。

何が撤回されたのか

アラバマ州保健当局の統治委員会は2026年9月17日、連邦の大麻スケジュール変更に対する異議を全会一致で取り下げました。同州の法律では、連邦のスケジュール変更は州の公衆衛生委員会が異議を出さない限り30日後に州レベルでも自動的に発効する仕組みで、今回の撤回により発効を妨げていた手続き上の障害が一つ取り除かれた形です。

なぜこれまで異議を出していたのか

委員会は2026年5月、実装方法を検討する時間を確保する目的でリスケジューリングを一時保留する決定をしていました。ただしその時点でも「完全にリスケジュールするつもりだ」と表明しており、反対そのものではなく手続き上の時間稼ぎだったとされています。7月に開かれた公聴会では、保守系活動家から「子どもに害を与える」「州のメンタルヘルス危機を悪化させる」といった反対意見が出た一方、支持者からは先送りが患者と医師の信頼を損なうとの声が上がりました。

州の医療大麻制度は何か変わるのか

州保健責任者のスコット・ハリス博士は、リスケジューリングが州の医療大麻プログラムそのものには影響しないと説明しています。同プログラムは大麻が連邦スケジューリングI(乱用可能性が最も高いとされる分類)のままでも既に運用されており、州法自体が認可対象者向けに非犯罪化する形で設計されているためだといいます。連邦レベルでスケジュールIIIへ移行したことで実際に生じる変化としては、州認可の医療大麻事業者が連邦税の計算で事業経費を控除できるようになる点や、研究者が州認可製品にアクセスしやすくなる点が挙げられています。