3行要約

  • 米麻薬取締局(DEA)の首席行政法判事が、大麻をスケジュールIIIへ移す案の審理を一時停止しました。
  • きっかけは、政府説明責任局(GAO)が「DEAにもFDAにも物質評価の手順を定めた方針がない」と指摘した報告書です。
  • DEAは10月13日までに、この報告書を審理記録に加えるべきかを最大20ページで回答する必要があります。

DEAの大麻再分類審理は何が止まったのか

DEAのDerek Julius首席行政法判事が2026年9月29日、大麻をスケジュールIからIIIへ移すトランプ政権の提案をめぐる審理の停止(stay)を命じた。米メディアのMarijuana MomentとNational Law Reviewが伝えている。判事は、GAOの報告書を審理記録に加えるかどうかを判断する間、手続きを止める形だ。

停止の理由になったGAO報告書とは

GAOは報告書で、DEAには「職員が物質の評価やスケジュール指定をどう進めるかを定めた方針や手順がない」と指摘した。FDAについても、評価の進め方を定めた方針や手順がないとしている。報道の範囲では、具体的な勧告の中身や対象期間までは確認できていない。

停止を申し立てたのは再分類に反対する3者で、National Drug and Alcohol Association、DUID Victim Voices、医師のKenneth Finn氏だ。Marijuana Momentによると、反対派は「政府の主張は評価プロセスの質に左右される。GAO報告書は、スケジュールIIIへの移行に必要な判断の土台が不足していることを示す」と主張している。

今後のスケジュールはどうなるのか

DEAは10月13日までに、報告書を記録に加えるべきかについて最大20ページの書面を出す必要がある。ほかの参加者も同じ条件で意見を出せる。National Law Reviewによると、判事が記録の再開を認めれば、GAOの指摘が審理記録に加わり、追加の書面提出を経て、判事がDEA長官への勧告をまとめる流れになる。再分類そのものの可否はまだ決まっておらず、審理がどれだけ延びるかも報じられていない。

シーシャデックスとして注目したいのは、これが再分類の是非ではなく、決め方の手続きをめぐる争いだという点だ。