3行要約
- ロシアのSebero Companyが手がけるブランドJENTが、アーシャ・ザカトワ氏とのコラボフレーバー3種を発表しました。
- ネーミングはロシアの果実酒(浸漬酒・果実リキュール)をモチーフにし、旅や伝統、鮮やかな記憶をテーマにしています。
- 各フレーバーとも一服目では終わらない味の変化を売りにしており、メーカーは「最初の一服で結論を急がないでほしい」とコメントしています。
果実酒の名を借りた3種の物語
Sebero Companyのブランド・JENTが発表したのは、アーシャ・ザカトワ氏とのコラボレーションによる新作フレーバー3種です。旅先での記憶や伝統、鮮やかな瞬間からインスピレーションを得たとされ、名付けにはロシアの伝統的な果実酒がモチーフとして使われています。
1種目の「Настойка Заморская(ナストイカ・ザモルスカヤ=舶来の浸漬酒)」はオレンジ、ローズマリー、カシスの組み合わせ。最初にジューシーなオレンジが立ち、すぐに濃厚なカシスへと移り、後味にローズマリーのハーブ感が残ります。2種目の「Лесная Наливка(レスナヤ・ナリフカ=森の果実酒)」はラズベリー、クランベリー、ジュニパーで構成され、クランベリーから始まって徐々に甘いラズベリーへと移りベリーらしいバランスに落ち着いたのち、吐息にジュニパーの針葉樹的な清涼感が残る作りです。3種目の「Забава(ザバーヴァ=戯れ)」はアロエ、ストロベリー、キウイの組み合わせで、清涼感のあるアロエから入り、ジューシーなストロベリーの甘さを経て、吐息にキウイの軽いトロピカルな酸味が続きます。
一服目で判断しないでほしいという狙い
メーカーはこれらのフレーバーについて、最初の一服で結論を出さず、時間とともに移り変わる味の変化を楽しんでほしいという趣旨のコメントを寄せています。3種ともオレンジからカシス、クランベリーからラズベリー、アロエからストロベリーというように、序盤・中盤・後味で主役が入れ替わる構成になっている点が共通しており、単一のフレーバーピークではなく味の展開そのものを体験として設計している姿勢がうかがえます。
シーシャデックスとして注目したいのは、ロシアの伝統的な果実酒の名を借りたネーミングと、旅や記憶といった物語性を前面に出したコラボの打ち出し方です。今後、他のブランドとの著名人コラボがどのようなコンセプト設計で展開されるか、引き続き注視していきたいところです。

