3行要約

  • 米下院のニック・ラロータ議員(共和党・ニューヨーク州選出)が、THCやアルコール、クラトムなど陶酔性物質を含む飲料に色分け表示を義務付ける「Safe Sips Act of 2026」(H.R.9913)を提出しました
  • 缶や瓶の注ぎ口部分に単一色を表示し、色覚障害者向けにはテキストやシンボルなど非色の識別手段も併記するよう求める内容です
  • FDAと財務省アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が2年以内に規則を策定し、適用開始は成立から4年後を予定しています

缶の色で「中身」を見分ける法案

米下院のニック・ラロータ議員(共和党・ニューヨーク州選出)は2026年7月23日、THCなど陶酔性カンナビノイドやアルコール、クラトム関連化合物を含む飲料に、色分け表示を義務付ける「Safe Sips Act of 2026」(H.R.9913)を提出しました。法案はFDAと財務省アルコール・タバコ税貿易局(TTB)に対し、缶や瓶の注ぎ口部分(キャップやコルクなど)に単一色を表示する共通システムの策定を指示するもので、色覚障害者向けにテキストやシンボルなど非色の識別手段の併記も求めています。指定色や類似色は対象外の一般飲料には使えなくなります。

ラロータ議員は「子どもが飲み物に手を伸ばすとき、安全性は細かい文字の中に埋もれず、一目で分かるものであるべきだ」と述べました。規則策定は成立後2年以内、実際の適用開始は成立から4年後を予定しており、すぐに市場に影響するものではありません。

ヘンプ由来THC飲料市場の拡大が背景に

米国ではヘンプ由来THC飲料や低アルコール飲料の市場が急速に広がり、缶のデザインが酒類や清涼飲料と紛らわしい点が誤飲事故防止の観点から議会で課題視されてきました。シーシャデックスとして注目したいのは、法案の可決可否にかかわらず、連邦レベルでカンナビノイド飲料を独立の規制対象と位置づける動きが具体化しつつある点です。