3行要約
- 米CDCの2025年版調査(Youth Risk Behavioral Surveillance System)で、高校生の直近30日以内の大麻使用率が12.9%となり、2011年の23.1%から44%減少して過去最低水準を更新しました。
- 生涯使用経験率も2011年の39.9%から2025年は25.5%へ低下し、別の連邦調査NSDUHでも12〜17歳の年間使用率が14.2%から8.7%へ下がっています。
- 成人向け合法化が拡大する中での低下であり、合法化が10代の使用増加を招くという反対派の主張とは逆の結果になっています。
米国の10代の大麻使用率は今どれくらいか
CDCの「Youth Risk Behavioral Surveillance System(YRBS)」2025年版によると、高校生のうち直近30日以内に大麻を使用したと答えた割合は12.9%だった。2011年の23.1%から44%減少し、この調査で確認できる過去30年余りで最も低い水準になっている。一度でも大麻を試したことがある割合も、2011年の39.9%から2025年は25.5%まで下がった。
合法化が広がる中での低下をどう見るか
同じ傾向は別の連邦調査でも確認できる。2026年7月に発表された「全米薬物使用・健康調査(NSDUH)」2025年版では、12〜17歳の過去1年以内の大麻使用率が8.7%となり、2011年の14.2%から低下した。この期間、米国では成人向け大麻を合法化する州が相次いで増えている。大麻政策団体Marijuana Policy Project(MPP)が2025年1月に公表した分析では、成人向け市場を規制する19州すべてで青少年の使用率が下がり、平均で35%減少したとされている。
合法化反対派の主張とは何が食い違うのか
大麻の合法化に反対する側は、成人向け解禁が10代の使用を押し上げると主張してきた。しかし今回の連邦データが示すのは逆の動きで、合法化州が増える一方で10代の使用率は下がり続けている。NORMLはこの結果について、成人の合法使用と若年層の使用増加を結び付ける主張はデータに裏付けられていないとコメントしている。シーシャデックスとして注目したいのは、合法化の是非をめぐる議論で青少年への影響がしばしば論点になる中、複数の独立した連邦調査が同じ方向の数値を示している点です。
