CBDシーシャ
しいびいでぃいしいしゃCBD Shisha
CBDシーシャは、CBD(カンナビジオール)を加えたシーシャです。CBD入りのフレーバーを使うか、フレーバーにCBDオイルを足します。CBDは麻薬ではありませんが、製品に残るΔ9-THCが限度値(常温で液体の油脂と粉末は10ppm、水溶液は0.1ppm、それ以外は1ppm)を超えると麻薬です。
CBDシーシャは、CBD(カンナビジオール)を加えたシーシャのことです。CBDは大麻草に含まれる成分の一つで、THC(テトラヒドロカンナビノール)とは別のものです。麻薬に指定されているのはTHCで、CBDは麻薬ではありません(茨城県)。
麻薬にあたるかどうかは、CBDという名前では決まりません。製品に残るTHCの量で決まります。国の定めた限度値を超えると、その製品は麻薬です。限度値以下なら、麻薬としての規制は受けません。CBNという別の成分を含む製品は、さらに別に禁止されています。
ニコチンの有無は製品しだいです。ニコチンを含まないものが多い、と国内の解説は書いています。ほかに、フレーバーにCBDオイルを足すタイプもあります。
吸うとどうなるかは、はっきりしていません。CBDシーシャそのものを調べた研究はまだない、という国内の解説があります。
国内の解説では、入れ方が3つ紹介されています。
- CBDがはじめから入ったフレーバーを使う方法です。入門向けとして紹介されていますが、CBDの量は調整しにくいです。
- ふつうのフレーバーにCBDオイルを足す方法です。量は調整しやすい反面、準備の知識がいります。
- 必要なものがそろったオールインワンのキットもあります。手軽ですが、価格は高めで、自分好みには変えにくいと説明されています。
2024年12月12日に、大麻取締法と麻薬及び向精神薬取締法の改正が施行されました。この日から、大麻草からできた製品に残るΔ9-THCに、残留限度値が設けられました。限度値を超える製品は麻薬です。限度値以下の製品は、麻薬の規制を受けません(厚生労働省)。
限度値は、製品の形で変わります。ppmは100万分の1の割合で、10ppmは1kgあたり10mgのことです。
- 油脂(常温で液体のものに限る)と粉末は、10ppmです。
- 水溶液は、0.10ppmです。
- それ以外は、1ppmです。
茨城県は、例として、CBDオイルを10ppmの区分に、電子タバコを1ppmの区分に挙げています。手元の製品が限度値を超えていそうなら、最寄りの麻薬取締部に相談するよう厚労省が案内しています。ただ、個別の製品の問い合わせには答えないので、製造元や販売元に聞いてください。
限度値を超える製品は、所持や使用が違法になるおそれがあると、茨城県も注意しています。大麻等の不正な施用も、麻薬の禁止規定と罰則の対象です。
「THCが0.3%未満なら合法」と書く国内の解説もあります。ただ、厚生労働省の案内で0.3%が出てくるのは、栽培に使う大麻草の種子の条件です。製品の基準は、上の限度値です。
海外から取り寄せるときは、税関の案内が手がかりになります。限度値を超えると麻薬として扱われ、輸入できません。麻薬取締部に確認を頼む手続きがあり、麻薬でないと証明できないと、差出人への返送もできません(個人輸入)。
WHOの専門委員会は、純粋なCBDには精神作用がなく、乱用や依存の可能性もないと判断しました。これは純粋なCBDの評価で、シーシャの煙として吸う製品の評価ではありません。
国内の解説には、CBDシーシャの効果や安全性を確かめた研究はまだない、と書いたものがあります。リラックスできるという説明も多いのですが、その根拠になる研究は示されていませんでした。
米国のFDAは、CBDそのものについて、肝臓に傷害を起こしうると説明しています。ほかの薬の効き方を変えうる点も挙げています。副作用は、眠気、胃腸の不調、気分の変化です。毎日長く使った影響は、まだ分かっていません。吸う、蒸気にするといった摂り方で体への入り方がどう変わるかも、FDAは未解明の問いに入れています。妊娠中や授乳中の影響も不明です。
ニコチンがなくても、煙は煙です。米国のCDCは、たばこ葉を使わない「ハーブ」のシーシャの煙にも、一酸化炭素などの有害な物質が含まれると説明しています。たばこより害が少ないと思わせる宣伝が多いことにも、CDCは注意しています。炭が出す一酸化炭素は、一酸化炭素に書きました。
FDAが調べた米国の製品には、表示したほどCBDが入っていないものが多くありました。農薬や重金属、THCといった混入物の報告も、FDAは調べています。
国内でも、THCが残っていた例があります。2022年7月に厚生労働省は、国内で流通したCBDリキッドとCBDオイルの2製品から、微量のTHCが検出されたと発表しました。大麻に該当する疑いがある製品として、手元にある人は麻薬取締部などへ出すよう求めています。2025年5月には、福岡県が買い上げ調べしたCBDグミから、限度値を超えるΔ9-THCが見つかりました。厚生労働省は、販売も購入も摂取も決してしないよう呼びかけています。どちらの発表でも、国内でその製品による健康被害は把握されていません。
選ぶ目安として、ある解説は、成分表示と第三者の検査証明書(COA)がある製品を勧めています。
CBN(カンナビノール)は、CBDとは別の成分です。2026年6月1日から、指定薬物になりました。厚生労働省は、CBNには精神への毒性がある可能性が高く、使うと保健衛生上の危害が生じるおそれがあると判断しています。
CBNを含む製品は、医療などの目的以外では、製造、輸入、販売、所持、使用などが禁止されています。通常の罰則は、3年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金です。他に治療法のない難治性の疾患などの患者には、手続きをすれば使い続けられる例外があります。
CBDシーシャを選ぶときは、成分表示にCBNがないかも見ておきたいところです。
- THCの検査結果(COA)が見られるか。成分表示にCBNがないか。
- ニコチンが入っているか。
- 薬を飲んでいる人は、先に医師か薬剤師に聞いておきます。FDAが、CBDはほかの薬の効き方を変えうると説明しているためです。
- 年齢の決まりは、CBDの有無とは別に確かめます。くわしくはシーシャの法律と年齢に書いてあります。
CBDシーシャは日本で違法ですか?
CBD自体は麻薬ではありません。製品に残るTHCが限度値を超えると、その製品が麻薬になります。CBNを含む製品は、2026年6月1日から指定薬物です。医療などの目的以外では、製造や販売、所持、使用などが禁止されています。
CBDシーシャにニコチンは入っていますか?
製品しだいです。ニコチンを含まないCBD入りフレーバーが多いと国内の解説は書いています。ほかに、フレーバーにCBDオイルを足すタイプもあります。
CBDシーシャを吸うとハイになりますか?
WHOの専門委員会は、純粋なCBDには精神作用がないと判断しました。ただし、THCが残った製品の報告があります。THCは麻薬に指定されています。
CBDシーシャの限度値はいくつですか?
油脂(常温で液体)と粉末は10ppm、水溶液は0.10ppm、それ以外は1ppmです。気になるときは、製造元や販売元に確認してください。限度値を超えていそうなときの相談先は、最寄りの麻薬取締部です(個別の製品の問い合わせには答えません)。
海外から取り寄せてもいいですか?
限度値を超えると麻薬として扱われ、輸入できません。税関は、麻薬取締部に確認を頼む手続きを案内しています。
- CBDシーシャは大麻と同じ?成分の違いと日本の規制2026-10-25
- 厚生労働省「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律」施行案内
- 茨城県「THCが含まれる大麻由来製品に注意しましょう」
- 厚生労働省 麻薬取締部「CBD関連製品について」
- 厚生労働省「CBNの指定薬物の指定について」
- 厚生労働省「危険ドラッグの成分1物質を新たに指定薬物に指定」(2026年3月18日)
- 厚生労働省「THC(Δ9-THC)が残留限度値を超えて検出された製品について」(2025年5月23日)
- 厚生労働省「CBD製品から微量のTHCが検出されたことについて」(令和4年7月13日)
- 税関「大麻・麻薬等の取締り」(CBD関連製品の輸入)
- WHO「Expert Committee on Drug Dependence review of cannabis」
- 米国FDA「What You Need to Know (And What We're Working to Find Out) About Products Containing Cannabis or Cannabis-derived Compounds, Including CBD」
- 米国CDC「Hookahs」
- GIVER「ブレイク間違いなしのCBDシーシャ!その魅力を紹介します!」
- シーシャ情報サイト「CBDシーシャの初心者向け始め方!失敗しない選び方完全ガイド」
- JAPAN SHISHA TIMES「シーシャ×CBDカクテル×飲むサウナ」提供開始のニュースリリース