3行要約

  • 2017年のエディシオン・リミターダとして登場した「コイーバ タリスマン」が、コイーバ創立60周年を機にレギュラーライン(リネア・クラシカ)へ昇格する見通しだと、海外専門メディアが2026年7月20〜23日に相次いで報じました。
  • 正式発表は同年10月7日、ロンドンで開催される60周年記念イベントの場で行われる予定とされていますが、Habanos S.A.の公式サイトには本稿確認時点でプレスリリースは掲載されておらず、各報道は発表に先行するプレビュー情報という位置づけです。
  • サイズや価格帯は未定で、専門誌は近年のコイーバの値上げ傾向を踏まえ、高価格帯での投入になる可能性を指摘しています。

「幻の限定品」だったタリスマンの5年

コイーバ タリスマンは2017年、エディシオン・リミターダ(EL2017)としてデビューした銘柄です。同年11月にロンドンのコリンシア・ホテルで世界発売され、当時の英国価格は1本65〜69ポンドでした。6 1/8インチ(154mm)×リングゲージ54というヴィトラで、キャップにピグテイルをあしらった仕立ても話題を呼びました。発売後の人気は高く、2019年には2017年収穫葉を2年熟成させた追加ロットが生産されるなど、限定品としては異例の再生産を経験してきた銘柄でもあります。

60周年イベントで正式披露へ

halfwheelやCigar Aficionado、シガーナビ、Cigars-connectなど複数メディアによれば、2026年は「コイーバ・イヤー」としてブランド創立60周年を祝う年に位置づけられており、その目玉としてタリスマンをレギュラーライン入りさせる計画があるといいます。正式発表は10月7日にロンドンで行われる60周年記念イベントで行われる見通しですが、halfwheelは、本来キューバ葉巻業界最大の発表機会となるはずだったフェスティバル・デル・ハバノが今年、キューバの経済情勢を理由に中止となったことで、こうした単独イベントが代わりの発表の場になっていると指摘しています。

価格・仕様は10月待ち

レギュラーライン化にあたってEL2017版と同じ6 1/8インチ×54のサイズを踏襲するかどうかは、現時点では明らかになっていません。価格についても公式な数字は出ていませんが、Cigar Aficionadoは近年のコイーバの値上げ傾向を踏まえ、高価格帯での展開になる可能性があると分析しています。研究所として注目したいのは、当サイトが7月20日に報じた通り、日本国内でもキューバ産葉巻の値上がりや小売定価制度のあり方が議論の的になっている点です。タリスマンのレギュラー化が実現すれば、日本の愛好家がどのような価格・条件で入手できるのかにも関心が集まりそうです。10月の正式発表を待ちたいところです。