カリヤン
かりやんKalyan
カリヤン(ロシア語で кальян)は、ロシア語で水パイプを指す言葉です。ペルシア語のガリヤーンと同じ語で、旧ソ連圏の多くの国で使われます。日本語のシーシャや英語のフーカーとほぼ同じ器具のことです。
ロシア語では、水パイプのことをカリヤンと言います。日本語のシーシャや、英語のフーカーと同じ器具です。
ロシア語版Wiktionaryは、この語を「中東に広まっている、煙を水に通す喫煙具」と説明しています。「管やホースのついた容器」という言い方も添えています。英語版Wiktionaryは、同じ意味の語として narghile と shisha を挙げます(Wiktionary)。
ロシア語版Wikipediaが挙げる国は多く、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、カザフスタンなどです(Wikipedia)。ほかに、タジキスタン、キルギス、バルト三国、そしてイランとアゼルバイジャンも入っています。ロシアだけの言葉ではありません。
同じ言葉です。ロシア語もウクライナ語も、辞書はペルシア語の قلیان(qalyân)からの借用語としています。イランで使われるガリヤーンが、ロシア語に入って「カリヤン」になりました。
ペルシア語の項目は、この語の子孫としてアゼルバイジャン語の qəlyan とロシア語の калья́н を挙げています。ロシア語の語は、さらにベラルーシ語とウクライナ語に渡ったと書かれています。
英語の辞書にも、同じペルシア語から来た kalian があります。Dictionary.com は、1825〜35年ごろに記録された語だと説明します。アメリカ版では「煙を水に通すペルシアのたばこパイプ」、イギリス版では「フーカーの別名」です。
ロシア語の発音は、辞書の表記で [kɐˈlʲjan] です。最後の音節に強勢が来ます。
日本語のカタカナでは「カリヤン」と書きます。名詞としては男性名詞で、複数形は калья́ны です。
英語版Wikipediaによると、アルメニアでは水パイプを nargila または kalyan と呼びます。nargila はペルシア語の影響、kalyan はロシア語の影響だと、同じ記事は説明しています。
ロシア語版Wikipediaは、水パイプの名前を地域別に並べています。それによると、シーシャはエジプトやスーダンなど、アルギレはレバノンやシリアなどで使われます。
ナルギレはトルコ、ギリシャ、バルカン、スペイン、フランス、イスラエルなどです。インドやパキスタンなどでは、хука(フーカー)が挙がっています。カリヤンは、イランから旧ソ連圏の広い範囲にかけての名前です。
同じ国に複数の名前が重なることもあります。イランは、ロシア語版Wikipediaのカリヤンの欄とナルギレの欄の両方に入っている国です。各名前の話は、アルギレ、ナルギレ、フーカーの項にあります。
日本では、「シーシャ」や「水タバコ」と言うのが一般的です(CLOUD)。「カリヤン」は、ロシア語の кальян をカタカナにした書き方で、日本語の文章での用例は確かめられていません。
カリヤンとは何ですか?
ロシア語で水パイプを指す言葉です。日本語のシーシャ、英語のフーカーとほぼ同じ器具のことです。
カリヤンとガリヤーンは同じ言葉ですか?
同じ言葉です。ロシア語の кальян は、ペルシア語の قلیان(qalyân)から入りました。イランで使うガリヤーンが、ロシア語で「カリヤン」になりました。
カリヤンはどの国で使われていますか?
ロシアから旧ソ連圏の広い範囲と、イランです。国名は、最初の節に書いたとおりです。
ロシア語の кальян の読み方は?
辞書の発音記号で [kɐˈlʲjan] です。最後の音節に強勢があります。カタカナでは「カリヤン」と書きます。
英語で kalyan と書きますか?
英語の辞書には kalian の形があります。ペルシア語の qalyān から来た語で、フーカーの別名として載っています。