キャベンディッシュ
きゃべんでぃっしゅCavendish
キャベンディッシュは、たばこ葉の品種ではなく加工法の名前です。乾燥させた葉を蒸し、強い圧力をかけて押し固める、主にパイプたばこの製法で、甘くしっとり仕上がります。素材にはバージニア種かバーレー種がよく使われます。
素材の葉は、バージニア種とバーレー種がいちばんよく使われます。Tobacco Reviewsは、決まった葉の種類はなく、ほぼどんな葉からも作れると書いています。
国内のたばこ辞典CyberChillは、これを製法の名前として載せています。代表例のブラックキャベンディッシュは、アロマティック系ブレンドのベースになると説明しています。
素材の葉は、先に乾燥させておきます。バーレー種は空気乾燥(エアキュアードリーフ)、バージニア種は火力乾燥(フルーキュアードリーフ)を経た葉です。
Tobacconist Universityは、乾燥した葉を蒸し、圧力をかけたまま数日から数週間置くと説明しています。追加の熟成と発酵の期間です。蒸す水には、砂糖や香料を入れることがよくあります。ケーシングにあたる香料づけは、どの段階でも加えられます。
Wikipediaは、蒸した葉を厚さ2.5cmほどの塊に押し固め、火か蒸気で熱して発酵させ、薄く切ると説明しています。
1859年に出た英国の本は、キャベンディッシュの名を「航海で名を上げた偉大な船長」にちなむものと書いています。もとは、固く押した葉の塊から切り出したたばこでした。同じ本は、刻みがどのたばこより粗いとも書いています。
英語版Wikipediaは、この船長をサー・トーマス・キャベンディッシュとして、同じ本を根拠に挙げています。
作り方は国ごとに違いがあります。Wikipediaは、米国・オランダ・デンマークのものは香料を加えると説明しています。英国式は「無糖・無香料」と呼ばれることが多く、砂糖は足しません。圧力で、葉の天然の糖分を引き出します。素材には、色の濃い火力乾燥か燻煙乾燥のバージニア種を使います。
香料の例は、砂糖、チェリー、メープル、はちみつ、甘草、チョコレート、ココナッツ、ラム、バニラなどです。
ナチュラルとブラックの違いは、Tobacconist Universityによると、加える香料と圧のかけ方の強さで決まります。色も味も、そこで変わります。
Tobacco Reviewsによると、キャベンディッシュは刻み方も香りづけもさまざまで、加糖や着香をしたものがあります。薄片や帯状に切るほか、粒状にしたり、もう一度プレスしたりするものもあります。
加工が強く、もとの葉が見分けにくいものもあるそうです。うまく選べば、ブレンドの燃え方を安定させ、味の出方を穏やかにする、という説明です。
キャベンディッシュは、たばこの加工法の名前です。米国で売られるシーシャ用たばこを調べた2024年の論文では、市販品と試作品の葉は重さの30%未満でした。グリセリンは、ほとんどの製品で30%を超えていました。論文の著者は、典型的な配合例として、グリセリン60%、葉20%、糖のシロップ10%、プロピレングリコール10%を挙げています。
シーシャでは、葉に加える糖のシロップをまとめて「モラセス」と呼びます。論文がそう説明しています(モラセス)。キャベンディッシュの素材になるバーレー種(バーレー種)やバージニア種(ブロンドリーフ)は、CLOUDによるとシーシャの葉としても使われます。
キャベンディッシュは、どんな形で売られますか?
Tobacco Reviewsによると、薄片や帯状に切ったもの、粒状にしたもの、もう一度プレスしたものなど、さまざまです。
無糖のキャベンディッシュも甘くなりますか?
英国式の無糖のものは、砂糖を足さず、圧力で葉の天然の糖分を引き出すと、Wikipediaは説明しています。甘さの度合いまでは書かれていません。
バーレー種やバージニア種とは何が違いますか?
バーレー種とバージニア種は葉の種類で、キャベンディッシュは加工の名前です。どちらの葉にも施せます。
キャベンディッシュとモラセスは同じですか?
別のものです。キャベンディッシュは葉を蒸して圧する加工で、モラセスはシーシャの業界で葉に加える糖のシロップ全般を指す言葉です。