フルーツトップ
ふるうつとっぷFruit Top / Fruit Bowl
フルーツトップは、陶器やシリコンのボウルの代わりに、くり抜いた生の果物にフレーバーを詰めて吸うスタイルです。リンゴやオレンジがよく使われ、果物の風味と華やかな見た目が魅力です。果物は1回の喫煙で使い切りになります。「フルーツボウル」とも呼ばれます。
フルーツトップは、ボウルの代わりに生の果物を使うスタイルです。くり抜いた果物にフレーバーを詰め、その上に炭を置きます。
使う果物は、リンゴとオレンジが一般的です。魅力は、果物の風味と華やかな見た目です。風味があまり足されない、という意見もあります。
ほかに、Kaloudは、自分で作るのが難しく、果物は1回の喫煙で使い切りになると書いています。
フルーツトップは、フレーバーを入れる「トップ」(ボウル)を果物に置き換えたシーシャのことです。変えるのはこの部分だけなので、自宅でも試しやすい、とCLOUDは書いています。
「フルーツボウル」とも呼ばれます。CLOUDのスイカの記事は、題名がフルーツボウルです。英語では fruit bowl と言い、Kaloudの解説には fruit head の語も出てきます。
ヘッドを果物で作る方法は、ドイツ語版Wikipediaにも載っています。煙にその果物の香りをつけるためで、例はリンゴ、キウイ、レモン、オレンジです。
名前が似ているAOTボウルは、アルミの芯にシリコンのスリーブをかけた器具です(5 Star Hookahの商品ページ)。ふつうのボウルの種類はボウルにまとめています。
リンゴとオレンジが一般的な理由を、CLOUDは3点あげています。味が想像しやすいこと。大きさが通常のボウルと大差ないこと。熱が通っても味を楽しみやすいことです。
リンゴは形がしっかりしていて、面積が広く、手に入りやすくて安い、とKaloudは書いています。
ほかの果物の例は、紹介する解説ごとに少しずつ違います。ナシ、キウイ、スイカ、パイナップル、レモンは、Hookah.comの手引きの例です。メロンやカボチャは、Kaloudの別の解説にあります。CLOUDは、小さめのスイカを半分に切って使う例も載せています。このCLOUDの記事は、アメリカのブランドFUMARIの記事を翻訳したものです。
どの果物でも、中をくり抜いて詰める点は同じです。手順は果物によって少し変わります。
共通するのは、中身をくり抜き、フレーバーを詰め、上から炭で熱する流れです。
Kaloudのリンゴの手順は、まず芯をくり抜き、上から3分の1ほどのところで切る流れです。中身はスプーンなどでかき出し、壁は厚めに残して形を保ちます。内側の水分は紙で拭き取ります。
Kaloudの詰め方は、半分ほどまで入れて、軽く押さえるというものです。強く押すと空気が通りにくくなります。ホイルで口をふさぎ、炭を2〜3個のせます。詰めたあとは数分置き、葉に水分を吸わせて広げる、という手順です。
Hookah.comの手引き(2012年)は、上の4分の1ほどを切る方法です。炭が安定して乗るように、切り口は平らにします。底には、指が通るほどの穴が要ります。内側の壁は半インチ(約1.3cm)以上残し、炭はふだんより多めに使う、という内容です。
スイカの例は、ロータスのHMDを使います。ステムを通す穴は貫通させ、ステンレスたわしを詰めて、フレーバーが下に落ちるのを防ぎます。穴が大きすぎると、ステムにつなぎにくくなります(CLOUDのスイカの記事)。
切り方の数字は、解説によって3分の1と4分の1で違います。スイカでは別の注意もあり、CLOUDの記事は、HMDが埋まらないよう、切り抜く部分を大きくしすぎないよう注意しています。大きく切り抜いてしまうと取り返しがつかない、とのことです。
CLOUDによると、魅力は、フレーバーだけでは出しにくいフルーティーな味わいです。多くのフレーバーは、タバコ葉、グリセリン、天然香味料、糖蜜でできています。果物の味は、メーカーが再現したものです。本物の果物を使えば、それに近い風味が加わります。熱が果物に回るので、オレンジの皮の苦味を感じることもある、とCLOUDは書いています。
Kaloudは、リンゴのボウルは、ほかのボウルより煙が甘くなることがあると書いています。一方、Hookah.orgの筆者はオレンジのボウルを試して、足される風味は少ないと感じました。果汁というより精油に近い香りで、強い葉だと負けてしまいます。オレンジの味がほしいなら、軽めの葉を使うか、オレンジ味の葉を普通のボウルで吸うほうがよい、という意見です。
フレーバーは、果物に合うものを選びます。スイカの例では、スイカ味など、スイカに合うフレーバーが勧められています。果物系の種類はフルーティー系、組み合わせの考え方はミックスの項が詳しいです。
難しい点のひとつは熱です。果物は冷たいので、はじめは炭が多めに要ることがある、というのがHookah.comの手引きの説明です。Kaloudは、リンゴだとシーシャが温まりにくく、良い煙が出るまで時間がかかると書いています。Hookah.orgの筆者は、果物は陶器やガラス、金属のようには熱を保たないと説明しています。
スイカの例では、HMDを前もって十分に熱しておくよう勧めています。果物の温度が低いと、炭の熱が奪われるためです。熱はHMDを置いた部分からしか伝わらず、そこから離れた部分は温まりにくいと、CLOUDは説明しています。
水分も困りものです。切り口が濡れていると、フレーバーが湿って、煙が出るまで時間がかかったり、出なくなったりします(CLOUDのスイカの記事)。
壁の強さも問題です。果汁と熱で果物の性質が変わり、壁が薄いと不安定になります(Hookah.com)。詰めすぎも禁物で、きつく詰めると空気が通りにくくなります(オーバーパック)。詰め方の基本はパッキングにあります。
使い回しには向きません。果物のボウルは作るのが難しく、1回の喫煙で使い切りになる、とKaloudは書いています。
Kaloudによると、リンゴは多孔質で、フレーバーの味を吸い込むことがあります。そのため、同じセッション中に同じリンゴで別のフレーバーに替えるのは難しい、という説明です。
Hookah.comの手引きは、フルーツボウルを、普通のボウルが割れたときの急場しのぎとして紹介しています。Hookah.orgの筆者は、1台をじっくり吸う本命にはせず、手軽さやパーティー向けに使うのがよいとします。
果物のボウルでも、炭をのせて熱する点は同じです。炭を使う水たばこの一酸化炭素については、一酸化炭素とシーシャの健康基礎知識を見てください。
火の扱いについて、東京都は、本体がぐらついて倒れ、燃えた炭が落ちると火災になるおそれがあると注意しています。
CLOUDは、フルーツトップはシーシャ屋で提供されることがあるとしています。
頼む前に、料金が通常と同じか、どの果物が選べるか、フレーバーは自由に選べるか、を聞くと安心です。お金の見方はシーシャの値段ガイドに、初めての来店の流れは初めてのシーシャ・来店ガイドにあります。
フルーツトップとは何ですか?
ボウルの代わりに、くり抜いた生の果物にフレーバーを詰めて吸うスタイルです。「フルーツボウル」とも言います。
どんな果物が使えますか?
リンゴとオレンジが一般的です。Hookah.comの手引きには、ナシ、キウイ、スイカ、パイナップル、レモンも入っています。
果物のボウルは使い回せますか?
向きません。Kaloudによると、1回の喫煙で使い切りになります。リンゴは味を吸うことがあり、同じセッション中に別のフレーバーに替えるのは難しい、という説明です。
普通のボウルと味はどう変わりますか?
果物の風味が加わるのが魅力、とCLOUDは言います。Kaloudは、リンゴだと、ほかのボウルより煙が甘くなることがあると書いています。一方で、足される風味は少ないという声もあり、Hookah.orgの筆者はオレンジを精油のような香りと書きました。
家で作れますか?
作り方の手引きは、KaloudやHookah.comが公開しています。水分や壁の強さにも気をつかいます。炭を使うので、やけどにも注意してください。
- CLOUD「シーシャの”フルーツトップ”って何?フルーツトップの楽しみ方・良さをご紹介。」
- CLOUD「スイカをまるまる使ったシーシャのフルーツボウルをご紹介」
- Kaloud「How to Make a Hookah Bowl Out of an Apple」
- Kaloud「Which Bowl Is Best for Hookah」
- Hookah.com「Romancing the Smoke: How To Make a Hookah Bowl Out of Fruit」(2012年)
- Hookah.org「How to Make an Orange Bowl Hookah」
- Wikipediaドイツ語版「Shisha」(Kopfの項)
- 5 Star Hookah「AppleOnTop Hookah Bowl」
- 東京都「水たばこ(シーシャ)一酸化炭素中毒の危険」(2025年3月報道発表)