セミデンスパック
せみでんすぱっくSemi-Dense Pack
セミデンスパックは、ボウルの最大量の約8割まで押し固める、デンスパックのひとつ下の詰め方です。押した葉が少し戻る弾力を残します。ダークリーフの基本の密度とされます。
セミデンスパックは、ボウルの最大量の約8割まで押し固める詰め方です。密度の5段階では、いちばん上のデンスパックのひとつ下にあたります。
ダークリーフは、基本的にこの密度でキック感を和らげて楽しむのがセオリーです(Japan Shisha Times)。最適な密度がわからないダークリーフは、まずセミデンスから試すよう勧められています。
手応えの目安は、押した葉が少し戻ってくる弾力です。空気の隙間は少なめにします(Mason Shishaware)。
手順は、ノーマルパックと同じ流れです。縁で均すときは、ノーマルで軽く押さえるところを、しっかり押します(Mason Shishaware)。
道具は、フォークの背が便利です。軽く潰すようにすると、やりやすいそうです(Japan Shisha Times)。
仕上がりは、空気の隙間が少なく、押すと戻る弾力が残る状態です。ストレートボウルで密度を上げすぎると、底の穴がふさがって吸いにくくなります。密度で調整するのは、ファンネルボウルのほうです。
基準は、ボウルを目一杯押し固めて詰めたときの重さです。Mason Shishawareは「セメントパック」と呼びます。
デンスパックはその90%、セミデンスパックはデンスパックの87.5%です。計算すると、最大量の約79%になります。
例は、セメントパックが22gのボウルです。セミデンスは17.5gで、デンスの約20gとの差は2.5gほどです。
割合が同じでも、グラム数はボウルごとに違います。手作りのボウルなら、同じ型でも容量が変わるからです。1個ずつ量るのが勧められています。数字は海外の解説にある目安なので、出発点として使ってください。
中心はダークリーフの銘柄です。Trifecta Dark、Starbuzz Vintage、Nirvana、Nakhlaなどが挙がります。Zomo BlondeとDarksideも同じ一覧にあります(Japan Shisha Times)。Odinson、Eclipse、Kismetも入る一覧もあります(Mason Shishaware)。
名前にブロンドが付くZomo Blondeのような銘柄もあります。ブラジル系のフレーバーは、ブロンドリーフでもこの密度で、火力を強めて吸う人が多い印象だそうです。これはJapan Shisha Timesの書き手の印象で、調査にもとづく話ではありません。
銘柄のリストは、海外のブログからの引用です。書き手が試していないものも含まれます。合う密度は銘柄ごとに違うので、パッケージや店の説明も見て決めてください。
密度が高いほど、タバコ感が抑えられて、まろやかな味になります。そのかわり、フレーバーによっては熱が通らず、生焼けの味になります。
キック感が気になるなら、密度を上げます。味が薄いなら、密度を下げます。あとは好みしだいで、少しずつ探っていく形です。
火力との組み合わせも大切です。火力が比較的強いProvostでは、ファンネルボウルの場合、軽めのフレーバーでもノーマルパック以上の密度で盛ることが多いそうです。アルミホイルには触れすぎないようにします。
焦げたような味が出たときは、詰め方を見直してください(Japan Shisha Times)。焦げの原因は焦げで整理しています。
Japan Shisha Timesは、セミデンスやデンスに向くフレーバーは味が濃く重たい傾向にある、と書いています。密度の段階が大きく異なるフレーバーを混ぜるとき、軽いフレーバーを主体に重いフレーバーを少量混ぜる方法を、最も簡単な方法として挙げています。この程度で双方の味を楽しめる、という説明です。
上級者向けには、重いフレーバーを下の層に敷く方法もあります。熱が通りすぎるのを防げます(レイヤリング)。慣れないうちは、同じブランド同士か、密度の段階が近いフレーバー同士が無難です。
最大量に対する割合は、ノーマルパックが約68%、セミデンスが約79%、デンスが90%です。
ノーマルパックは、葉と葉のあいだの空間をつぶさないよう、指で優しく押し下げる詰め方です。中東系を中心に、ほとんどのフレーバーがこの密度で吸えます。
デンスパックは、さらに空気の隙間を減らし、ファンネルボウルの中心の穴の高さまでぎゅうぎゅうに詰めます。
呼び名は、書き手で少しずれます。Hookah.comは、TangiersとHaze以外のほとんどの銘柄に、フラッフパックまたはセミデンスパックが合うと書いています。そこでのセミデンスは、軽く押さえる程度の詰め方です。この項は、割合を数字で示した2つの解説に合わせました。パッキングは詰め方の全体をまとめた項、キック感は刺激の強さを扱う項です。
セミデンスパックとは何ですか?
ボウルの最大量の約8割まで押し固める詰め方です。デンスパックのひとつ下の密度で、押した葉が少し戻る弾力を残します。ダークリーフの基本の詰め方とされます。
セミデンスパックは何グラム詰めますか?
ボウルの容量で決まります。最大まで詰めた重さの約79%が目安で、例では、22gのボウルで17.5gです。
デンスパックとの違いは何ですか?
押し固める強さです。デンスは最大量の90%、セミデンスは約79%です。デンスのほうが空気の隙間が少なく、一部の重いダークリーフに使われます。
ブロンドリーフにもセミデンスパックは使えますか?
使う人はいます。ブラジル系のフレーバーでは、ブロンドリーフでもこの密度で火力を強めて吸う人が多い印象だと、Japan Shisha Timesの書き手は述べています。
セミデンスパックはストレートボウルでもできますか?
ストレートボウルは、密度を上げすぎると底の穴がふさがって吸いにくくなる、とJapan Shisha Timesが書いています。密度で調整するのはファンネルボウルです。
- Japan Shisha Times「パラメータで理解するシーシャの作り方」(密度の5段階・フォークの背で潰す手順・混ぜるときの注意)
- Japan Shisha Times「パターンで覚えるヒートマネジメントの使い方」(HMDごとの手順と密度・焦げたときの見直し)
- Mason Shishaware「A technical analysis on pack density」(容量に対する割合・向く銘柄)
- Mason Shishaware「The Ultimate Tobacco Packing Guide」(セミデンスパックの押し方と手応え)
- Hookah.com「How to Make Your Hookah & Shisha Taste Better」(フラッフまたはセミデンスの使い分けと例外銘柄)