キック感
きっくかんKick / Throat Hit
キック感は、煙を吸ったときに喉や胸に感じる刺激のことです。「スロートヒット」とも呼ばれます。ニコチンの量、炭の熱、吸い方が強さに関わり、未洗浄の葉を使うダークリーフ系は強く出やすいとされています。
キック感は、煙を吸ったときに喉や胸に来る刺激のことです。
強さには、ニコチンの量、炭の熱、ボウルの作り、吸い方が関わります。ある店の解説の解説も、この4点を挙げています。
喉がつらくなったら、吸うのをやめて休みます。初めてなら、キックが弱めのフレーバーから始めるのが無難です。
「キック」「キック感」と言います。英語では「スロートヒット」(throat hit)です。あるシーシャ店は、「喉や胸に感じる刺激やインパクト」と説明しています。
同じ解説によると、シーシャのキックは紙巻きたばこより滑らかで、じんわり広がるのが特徴です。ただし、初めての人には強く感じられることがあります。
ニコチンは、口の中の刺激や痛みを起こします。2022年の総説(Carstensら)によると、ニコチンは神経の受容体にはたらいて、この刺激を生みます。
この総説はシーシャを調べたものではなく、ニコチン全般を扱っています。
同じ総説によると、くり返しニコチンに触れると、刺激を感じにくくなります。人に試した研究でも、刺激の評価は下がっていきました。メンソールはニコチンの刺激をやわらげ、これがたばこの香料として人気な理由かもしれない、と著者らは述べています。ニコチンには苦味もあります。
まず葉の種類です。ダークリーフは、洗浄していない葉を使います。通常のフレーバーは製造の途中で洗いますが、ダークリーフは洗いません(CLOUD)。ニコチンの量は、通常のフレーバーの10倍程度と言われています。
Kaloudの解説の表では、ブロンドリーフのニコチンは0.5〜2%、ダークリーフは2〜5%です。出典によって差が大きいので、倍率は目安として見てください。どちらの出典も、ダークリーフは経験者向けとしています。
フレーバーの系統でも変わります。ダブルアップルは、CLOUDが「喉に来るキック感」のあるフレーバーとして紹介しています。名前はリンゴですが、実際はアニスとリコリス(甘草)というハーブのミックスで、リンゴらしさはそれほどないそうです。CLOUDは、清涼感が強すぎるメンソール系のフレーバーを単体で吸うと喉への刺激が強すぎるので、最初は他のフレーバーとミックスするよう書いています(清涼系)。
熱でも強さは変わるようです。葉巻の葉を使うブランドの解説には、高温にしすぎると苦味とニコチンのキックが強く出る、とあります。温度を下げるには、炭を1個減らすか、HMDのふたを少し開けます。
吸い方の深さやスピードも関わる、とあるシーシャ店の解説は挙げています。なお、むせる原因として、CLOUDはフレーバーの盛りすぎ、火力の強さ、炭の配置、連続して強く吸いすぎることを挙げています(CLOUD)。また、あるシーシャ店の吸い方の記事は、急いで吸うと煙が熱くなってむせやすいと書いています。
ガツンと来る感じを好む人もいます。CLOUDは、ダークリーフを「ニコチンが強く、タバコ葉そのものの風味が際立つ」と説明し、経験者やヘビーユーザーに好まれるとしています。
あるシーシャ店は、キックを楽しむポイントを次のように挙げています。
- 強めのフレーバーを選びます。ダークリーフ系やスパイス系がおすすめされています。
- 火力を調整します。火が強すぎると、キックが辛く感じることもあるそうです。
- 煙をゆっくり吸って、喉の奥に通すように吸います。
- ミントやベリーとミックスすると、刺激と吸いやすさのバランスをとれます。
- スタッフに好みを伝えます。
このタイプの葉は、熱の入れ方も変わります。CLOUDのインタビュー記事では、フレーバーの熱耐性は基本的にニコチンの強さに比例する、と話されています。熱耐性の強い銘柄は、高めの温度にしないと味が出にくいということです。
Kaloudの表では、ブロンドリーフの目安は180〜200℃で、糖分が焦げやすいとあります。ダークリーフは200〜230℃で、熱の変化に強いそうです。詰め方も、ブロンドリーフはふんわり、ダークリーフはやや密に分かれています。
ニコチンに慣れていない人は、頭がぼーっとしたり、気分が悪くなったりすることがある、とCLOUDは書いています。最初は軽めのフレーバーから始めるよう勧めています。
キックが強すぎて気分が悪くなったら、無理せず吸うのをやめます。あるシーシャ店の案内では、まず休憩して、水分をとります。席で深呼吸するのも有効です。場合によっては、ノンニコチンのボトルに替えます。
その店は、フルーツ系やノンニコチンのフレーバーはマイルドで、キック感が少なめだと書いています。
フレーバー選びは、フレーバーの選び方も役に立ちます。
安心とは言えません。米国のCDCは、水パイプ1回でニコチンを紙巻きたばこ1本の約1.7倍浴びることがある、と説明しています。ニコチンは依存性が高い物質です。CDCは、水パイプの水は煙をろ過しないとも書いています。
ニコチンを含まない製品も同じです。Shihadehらの2012年の試験では、たばこの葉を使う製品の煙からは平均1.04mgのニコチンが出ました。葉を使わない製品の煙からは、測定できませんでした。一方で、一酸化炭素などは、葉を使わない製品でもたばこの製品と同程度に出ていました。炭が主な発生源だからです(一酸化炭素)。
健康面は、健康の基礎知識も参照してください。
キック感とは何ですか?
煙を吸ったときに喉や胸に感じる刺激のことです。英語ではスロートヒットと呼ばれます。ニコチンの量、炭の熱、吸い方が強さに関わります。
ダークリーフはなぜキックが強いのですか?
CLOUDによると、ダークリーフは洗っていない葉を使うので、ニコチンが多いためです。倍率は出典で差があります。CLOUDは通常の約10倍と言われるとし、Kaloudの表では2〜5%です。
キックが強すぎたらどうすればいいですか?
吸うのを止めて、休憩し、水を飲み、深呼吸します。場合によっては、ノンニコチンのボトルに替えます(あるシーシャ店の案内)。
ノンニコチンならキックはありませんか?
あるシーシャ店は、ノンニコチンのものはマイルドで、キックが少ないとしています。ただし、炭を使うので一酸化炭素は出ます。
むせる原因は何ですか?
むせる原因として、CLOUDはフレーバーの盛りすぎ、火力の強さ、炭の配置、連続して強く吸いすぎることを挙げています。CLOUDの吸い方の記事は、息を中途半端に止めるとむせる原因になると書いています。
この語に関連するサイト内のページです。
- Marble Shisha Lounge「シーシャ(水タバコ)のキック感とは?」
- CLOUD「初めてのシーシャ、頼まない方が良いフレーバーとは?」
- CLOUD「シーシャとは?仕組み・吸い方・フレーバーの種類をゼロから解説」
- CLOUD「シーシャの煙がキツく、むせてしまうときに考えられる4つの理由」
- CLOUD「DOGMAのシーシャフレーバー完全ガイド」
- Kaloud「Light Leaf vs. Dark Leaf Tobacco」
- Carstensら「Sensory Effects of Nicotine and Tobacco」(Nicotine & Tobacco Research, 2022)
- 米国CDC「Hookahs」
- Shihadeh ほか「Does switching to a tobacco-free waterpipe product reduce toxicant intake?」(Food and Chemical Toxicology, 2012)
- CLOUD「ESCAPE流 ダークリーフの極意」
- CLOUD「シーシャの吸い方:煙を上手く吸い、濃い煙を吐くためのコツ」
- Marble Shisha Lounge「シーシャの吸い方にコツはある?」