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標本カード
焦げが起こる仕組みの図解。熱源がフレーバーに近すぎることで炭化する様子を示す
ライセンス: 自作(シーシャデックスオリジナル)出典: シーシャデックス

焦げ

こげBurnt Taste / Scorching

炭・熱管理シーシャ本館標本番号: burnt-taste
定義

焦げは、熱が強すぎてフレーバーが焦げつき、煙がいやな味になることです。炭の数が多い、置き場所が悪い、詰めすぎて炭と葉が近い、吸いすぎ、といった原因が挙げられています。起きたら、まず熱を下げます。

焦げたときの最初の対処

まず、熱を下げます。炭をいくつか外して、1分ほど冷ますのが基本です(Hookah.com)。炭を数分外し、ホースに息をそっと吹き込んで古い煙を出してから戻す手順も紹介されています。

きつい煙を30〜40分以上吸い続けてから炭を減らしても、まだ焦げた味がするなら、フレーバーが焦げている可能性があります。そのときは詰め直しになります(Hookah.com)。

最初の合図は、味とにおいの変化です。ボウルから煙がのぼっているときも、過熱のしるしだとHookah.comは書いています。

焦げという状態と、似た不調

焦げは、フレーバーが熱を受けすぎて、焦げつく状態です。「焦げた味」「焦げ臭い」とも言います。英語では burnt や scorched と言います。

似た不調に、炭の味があります。炭にしっかり火が回っていないと、いやな味がフレーバーに移り、一度ついた味は取りにくいそうです。炭は、全体が赤く光る状態で使うのが基本です。

においの不調には、ケミカル臭もあります。

焦げるしくみ

フレーバーは水分が多く、自分では燃え続けません。炭の熱を与え続けて、煙にしています(Sepetdjianら、2010年)。炭で温められた空気が葉を通るとき、蒸留と熱分解が起きて煙になります(Shihadehら、2012年)。

熱が適度なら、葉の成分はきれいに煙になります。Kaloudの解説では、適度な範囲を超えると、成分がきれいに蒸発せず、壊れ始めます。必要以上に炭を足すと、この範囲に早く入ってしまうそうです。

Kaloudの別の解説は、グリセリンとプロピレングリコールが約220℃を超えると壊れ始めると書いています。2017年の溶剤の研究では、215℃付近からカルボニル類ができ始めたとされますが、これはシーシャの測定ではありません。Kaloudの3回の測定は、ボウルの温度で、いずれも220℃を下回り、最高は219.2℃でした。

葉の種類でも差があります。Kaloudの表では、ブロンドリーフの目安は180〜200℃で、糖分が焦げやすいとあります。ダークリーフは200〜230℃で、熱の変化に強いそうです。ただし、葉巻の葉を使うブランドの解説は、過熱は厳禁だとしています。高温にしすぎると、苦味とニコチンのキックが強く出る、とも書かれています。

焦げは、ボウルの全体に起きるとは限りません。インタビュー記事には、上の層だけが焦げることがあると書かれています。ヒートマネジメントデバイスにフレーバーが触れる場合が、原因のひとつだそうです。

焦げの原因

焦げの原因として挙げられるのは、熱が強すぎること、炭とフレーバーが近すぎることなどです。

熱が強すぎる原因として、CLOUDは、炭3個のまま吸い続ける、同じ場所に置きっぱなしにする、中央に置く、の3つを挙げています。キューブ炭は火力が強く、すぐ焦げた味になることがあるそうです。吸うと炭に空気が送られて、温度が上がります。

炭を真ん中に寄せると、温度が上がりすぎます(CLOUD)。中央の炭は葉を焦がしやすい、とHookah.comも書いています。始めは外側に置いて、熱が欲しいときだけ中央へ寄せるのが基本です。

CLOUDは、シリコンボウルはホイルを張らないことが多く、詰めすぎると熱との距離が近くなって焦げると書いています。陶器のボウルにホイルを張る場合も、縁からはみ出るほど詰めると焦げる可能性が高くなるそうです。

ホイルを使う場合は、穴の数も関わります。Hookah.comによると、穴が少ないと熱がこもって、喉をくすぐるほど熱い煙になります。穴は表面に均等に開けるのが基本です。

吸い方も関わります。続けて強く吸うと、トップの温度が上がります(CLOUD)。飲み物を飲んだり、話したりして、間を空けるのが対策です。

焦がさないコツ

フレーバーの量は控えめにします。多く入れたほうがおいしいとは限らず、量と吸える時間は比例する、とCLOUDは説明しています。

CLOUDは、フラット炭をすすめています。キューブ炭の約3分の2の時間で着火し、温度の調整もしやすいからです。ただし、約30分ごとの交換が必要です。蒸らしでは、フラット炭3個を外側に置き、吸い始めたら2個に減らします。炭替えでは、新しい炭1個と小さくなった炭1個を入れ替え、位置を少しずつ動かします。

シリコンボウルで炭替えのときにかき混ぜたら、指で表面を軽くならします。フレーバーを熱から遠ざけるためです(CLOUD)。

炭の数は、書いてある数がまちまちです。Hookah.comの例は、天然炭3〜4個から始めて、減らしていく方法です。Kaloudの解説では、ココナッツ炭は2〜3個が多く、ヒートマネジメントデバイスならホイルより少なくてすみます。ボウルと器具、葉で変わるので、数は目安です。炭は、黒い部分が残っていない状態になってから使います(Hookah.com)。

葉巻の葉を使うブランドの解説では、立ち上げに最低5分かけるよう書かれています。厚みのある葉の中心まで、熱を通すためです。

焦げたあとの扱い

あるシーシャ店は、焦げたフレーバーや安い炭は雑味を増やし、喉や胃に不快感を与えると書いています。

焦げていなくても、炭は一酸化炭素を出します。CDC(米国疾病予防管理センター)は、水パイプの炭が、高い濃度の一酸化炭素や金属、発がん性のある物質を出しうると説明しています。研究でも、炭は水パイプの一酸化炭素と多環芳香族炭化水素(PAH)の主な発生源です。同じ店は、換気の悪い場所では、炭の一酸化炭素で頭痛や吐き気が出ることがあると書いています。

よくある質問

焦げた味とは、どんな味ですか?

煙がきつく、いやな味に感じます。CLOUDは、焦げると吸える時間も短くなり、意図した味と違ってくると書いています。味とにおいの変化が最初のしるしです(Hookah.com)。

焦げたら、元に戻りますか?

炭を外して1分ほど冷ますと、落ち着くことがあります。ただし、きつい煙を30〜40分以上吸い続けたあとで炭を減らしても、焦げた味が残るなら、詰め直しになることがあります(Hookah.com)。

炭は何個がいいですか?

出典によって違います。CLOUDは蒸らしでフラット炭3個、吸い始めたら2個です。Kaloudはココナッツ炭2〜3個、Hookah.comは3〜4個から始めて減らす方法です。器具や葉で変わります。

ダークリーフでも焦げますか?

焦げないとは言えません。Kaloudの表は、ダークリーフを熱の変化に強いとしています。それでも、ESCAPEのインタビューでは、盛りすぎてHMDにフレーバーが触れると、上の層だけ焦げることがあると話されています。

焦げ味がなければ、体への負担は少ないですか?

そうとは言えません。炭は焦げの有無にかかわらず、一酸化炭素を出します。CDCも、水パイプの水は煙をろ過しないと説明しています。

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採集記録(出典)

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