ケミカル臭
けみかるしゅうChemical Smell
ケミカル臭は、シーシャで感じる薬品のような不快なにおいや味のことです。Kaloudは、炭の着火剤の残りが最初の数口に出ることがあると説明しています。炭の材料が悪いと異臭が出たという報告もあります。においがなくても、安全とは限りません。
ケミカル臭は、シーシャで感じる薬品のような、人工的なにおいや味のことです。
メーカーの説明で、化学的なにおいや味と結びついているのは、炭です。着火剤の残りや、結着剤、漂白剤が挙げられています。熱のかけすぎや、器具に残った前回の味も、いやな味の原因として説明されています。
においがしなくても、安全とは限りません。一酸化炭素は無色・無臭で、具合が悪くなるまで気づきにくい、と東京都は説明しています(東京都)。Kaloudも、器具をそろえて手入れをしても、シーシャが安全になるわけではない、と書いています(Kaloud)。
炭メーカーのcharcoal.proは、自社の試験で「ケミカルな後味」を採点項目に入れています(charcoal.pro)。
似た不調とは分けて考えます。焦げは、熱が強すぎてフレーバーが焦げつく状態です(焦げ)。ケミカル臭は、薬品を思わせるにおいを指す点で、焦げとは別の言葉です。
古くなって乾いたフレーバーは、味が弱くなります。これも別の話で、賞味期限にまとめています。
炭は、いちばん疑われやすい原因です。クイックライト炭は、マッチで着くように、着火剤で処理されています。Kaloudは、着火剤の大部分は最初の数分で燃え切るが、残りが最初の数口に出ることがある、と説明しています。ココナッツ炭には着火剤がなく、においは中立だそうです(Kaloud)。
ただ、クイックライト炭なら必ずにおう、とまでは言えません。Three Kingsは、自社のクイックライト炭を無臭で、味もフレーバーの邪魔をしないと案内しています(Three Kings)。どちらもメーカー自身の説明です。
インドネシアの炭メーカーcharcoal.proの試験では、結着剤(ケイ酸ナトリウム)を使った炭で、いやなにおいが温めている間も吸っている間も出て、本文では92%の場面とされています。分母の回数は公表されていません。漂白剤を使った炭では、のどが焼けるような感じが出たと書いています。
この試験は、5人の感覚で採点したもので、盲検ではありません。炭を売る会社自身がまとめているため、結果は目安です。国内の業界サイトCLOUDも、質の悪い材料を使ったロットでは異臭がすると書いています(CLOUD)。炭の品質に疑いが残るなら使わないのがよいと、CLOUDは勧めています。
火の回りも関わります。炭が十分に熱くなっていないと、いやな味がボウルにつくことがあります。販売店のHookah.comがそう説明しています(Hookah.com)。炭については、ココナッツ炭とクイックライト炭の項目もどうぞ。
Fumariは、きつく熱い煙の原因として、詰めすぎをあげています。いちばん上の層がほぼ真っ黒に焦げているかもしれない、という説明です。焦げたボウルは詰め直すのがよい、ともあります(Fumari)。
Hookah.comは、最近の多くの銘柄は一度に熱をかけすぎると焦げた味がしうるが、銘柄によって熱への強さはちがう、と書いています(Hookah.com)。熱の扱いは、フォイルやHMDの項目にあります。
Kaloudは、器具の中に残った汚れが空気の通り道をふさぎ、前回のフレーバーの成分をとどめる、と説明しています。次のセッションに前の味が残ることを、フレーバーゴースティングと呼んでいます。毎回使ったあとに洗うこと、10〜15分を手入れにあてることが勧められています(Kaloud)。
洗い方も紹介されています。シリコン製のホースは洗えるので、温水を通して流します。ステムは長いブラシで洗い、ベースは使った水を捨てて温水でゆすぐ、という手順です。ひどいゴースティングには、弱い洗浄液やレモンを使ったすすぎが一つの方法だと、Kaloudは書いています。水は毎回新しいものを使うのが基本です。道具は、ウォッシャブルホースとクリーニングブラシの項目にあります。
材質にも注意があります。Kaloudによると、革やデコレーションのホースは水分を抱えるので洗えません(Kaloud)。プラスチックのホースは、フレーバーが残り、詰まりやすいそうです(Kaloud)。ただし、Kaloudは洗えるホースなどを売る会社です。この点は割り引いて読んでください。
洗剤の使い方も、気をつけたい点です。粘土や石のボウルは、細かい穴があるので洗剤を吸い込むことがある、とKaloudは説明しています。だから、粘土のボウルは水洗いが基本で、シリコンのホースは石けんを使ったあと、よくすすぐ必要があります。洗剤のにおいが味に出るかまでは、書かれていません。
フレーバーの香りが、薬品っぽく感じられることもあるかもしれません。しかし、これを裏づける公式な説明はありません。
作り手は、こう説明しています。Fumariは、今の水たばこには食品用の香料エキスが使われていると書いています(Fumari)。Al Fakherは、認証を受けた香料会社の香料だけを使い、原料は安全性の審査を受けると説明しています(Al Fakher)。
これらは香料の安全の話で、においの好みや、薬品っぽさの原因を説明するものではありません。フレーバーの種類はフレーバー選びのガイドにあります。
炭は十分に火が回ってから使うのがよい、と販売店のHookah.comは説明しています。器具は使うたびに洗うよう、Kaloudは勧めています。
頭痛や吐き気が出たら、においの有無にかかわらず、すぐに吸うのをやめて換気します。東京都の試験では、閉め切った約10平方メートルの部屋で、一酸化炭素の濃度が約300ppmまで上がりました。東京都は、この濃度では1〜2時間で頭痛や吐き気が出る可能性があるとしています(東京都)。一酸化炭素について詳しくは一酸化炭素をご覧ください。
ケミカル臭とは何ですか?
シーシャで感じる、薬品のような人工的なにおいや味のことです。
ケミカル臭の原因は何ですか?
メーカーの説明で化学的なにおいと結びつくのは、炭(着火剤の残り、結着剤や漂白剤)です。熱のかけすぎや器具に残った前回の味も、いやな味の原因として挙げられています。
クイックライト炭は必ずケミカル臭がしますか?
そうとは言えません。Kaloudは着火剤の残りが最初の数口に出ることがあると説明し、Three Kingsは自社の炭を無臭と案内しています。どちらもメーカー自身の説明です。
ココナッツ炭ならにおいは出ませんか?
出ないとは限りません。国内の業界サイトCLOUDは、質の悪い材料を使ったロットで異臭がすると書いています。
においがしなければ、一酸化炭素は大丈夫ですか?
いいえ。一酸化炭素は無色・無臭で、においでは分かりません。体調に異変があれば、すぐ吸うのをやめて換気します。
関連語は登録されていません。
- Kaloud「Best Hookah Charcoal: Coconut vs. Quick-Light Compared」
- Three Kings「Charcoal」(クイックライト炭の案内)
- charcoal.pro(炭メーカー PT Coco Total Karbon Indonesia)「Influence of coconut shisha charcoal on the taste and smell of hookah」
- Fumari「Online Order and Hookah Tobacco Frequently Asked Questions」
- Fumari「What Is Hookah Tobacco」
- Kaloud「Step-by-Step Guide: How to Properly Clean and Maintain Your Hookah」
- Kaloud「Clean, Smooth, Safe: Your Guide to Better Hookah at Home」
- Al Fakher「Al Fakher Shisha Quality」
- Hookah.com「How to Make Your Hookah & Shisha Taste Better」(販売店のブログ)
- CLOUD SHISHA MEDIA「ココナッツ炭のメリット」
- CLOUD SHISHA MEDIA「シーシャに使う炭の種類とおすすめの炭について」
- 東京都「水たばこ(シーシャ)は一酸化炭素中毒の危険あり!」(2025年3月19日)