デンスパック
でんすぱっくDense Pack
デンスパックは、フレーバーをボウルにぎゅっと押し込む、密度の5段階でいちばん高い詰め方です。目安はボウルに入る最大量の約9割で、ダークリーフ系に向きます。キック感はやわらぎますが、フレーバーによっては熱が通らず生焼けになります。
デンスパックは、フレーバーをボウルにぎゅっと押し込む詰め方です。密度の5段階のうち、いちばん上にあたります。目安は、ボウルに入る最大量の約9割です。
使うのは、ダークリーフのような重くて濃いフレーバーです。Tangiersが公式に推奨している詰め方だ、とJapan Shisha Timesは紹介しています。
押し固めても、空気の通り道は残します。ボウルに目いっぱい押し込むセメントパックでは、空気の流れがすべて止まる、とMason Shishawareは書いています。
合うのは、ファンネルボウルのように、熱風が葉を直接通らない形のボウルです。底に穴があるストレートボウルは、密度を上げすぎると吸いにくくなります。
Hookah.comは、ダークリーフ(TangiersやTrifecta Dark)にデンスパックを勧めています。Japan Shisha Timesはデンスの例にTangiersなどを挙げ、ダークリーフ全般の基本はセミデンスとしています。ブロンドリーフについては、Hookah.comはフラッフパックを勧めています。ただしJapan Shisha TimesやMason Shishawareでは、ブロンド系の銘柄もセミフラッフ、ノーマル、セミデンスなどの段階に分かれます。
デンスパック向きの銘柄は、出典で少し違います。共通するのは、Tangiers、Starbuzz Serpent、Zomo Strong、Lavoo Heritageです。あとの1つは、Japan Shisha TimesがBaja、Mason ShishawareがKFCです。
ニコチンが高めのたばこほど、この詰め方の恩恵が大きい、という説明もあります(Mason Shishaware)。
密度が高いと、タバコ感が抑えられて、まろやかな味になります。ダークリーフの基本の密度は、ひとつ下のセミデンスパックです。デンスパックは、Tangiersなど一部の銘柄に挙げられる、もう一段上の密度です。
なお、銘柄のリストは、Japan Shisha Timesが海外のブログから引いたものです。Japan Shisha Timesの書き手が試していないものも含まれています。
手順の例として、Olla BowlsのTangiersの詰め方を紹介します。使うのはファンネルボウルです。
フレーバーをほぐしてボウルに入れ、フォークか指で押します。足してまた押し、葉と葉のあいだにすき間がない状態にします。Olla Bowlsの書き手の場合、入った量は最初のほぼ2倍でした。
押し固めても、スポンジのような弾力が残るところで止めます。目安は、未開封のパックと同じくらいの密度です。ボウルの縁と葉の上面は、1mmほど空けます。
次に、ホイルを張って、ボウルの底に届く穴を開けます。ボウルから吸って、空気が引っかからず通れば準備完了です。引っかかるなら、葉を少し減らしてホイルをやり直します。Hookah.comも、吸って空気の通りを確かめるよう勧めています。
熱は弱めに使います。Tangiersは低めの熱で使うたばこで、熱しすぎると強く蹴る、とOlla Bowlsは説明しています。その書き手の例は、Provost型のHMDの外側にフラット炭を3個置き、3〜5分待ってから吸い始める方法です。これは一人の書き手の道具立てで、店ごとにやり方は違います。
Mason Shishawareは、ボウルに目いっぱい押し込むセメントパックでは、空気の流れがすべて止まると書いています。Olla Bowlsは、Tangiersで空気の通りが少しでも悪いときは、葉を少し減らして、新しいホイルからやり直すよう書いています。
ボウルの形も関係します。エジプシャンボウルのように底側に空気の取り入れ口があるボウルは、圧力で通り道がふさがります(Hookah.com)。底に穴があるストレートボウルも、密度を上げすぎると吸いにくくなります(Japan Shisha Times)。
密度が高いと、フレーバーによっては熱が通らず、生焼けの味になります。キックが気になれば密度を上げ、味が薄ければ下げる調整も紹介されています。
いちばん強い詰め方もあります。Mason Shishawareが「極端なデンスパック」と呼ぶ詰め方は、弾力がなくなるまで押し、縁より少し下に収めます。主にTangiersで使われ、煙の手応えとフレーバー、ニコチンが大きく増えるそうです。Olla Bowlsは、Tangiersを中級者向けとしていて、バーレー種のたばこに慣れていない人には勧めていません。
基準は、ボウルの最大容量です。Mason Shishawareは「セメントパック」と呼びます。空のボウルをスケールに載せて0にし、空気が残らないよう目一杯押し固めて詰め、重さを量ります。
この重さを100%として、デンスパックは90%です。ほかの段階は、デンスパックの重さに対する割合です。セミデンスは87.5%、ノーマルは75%、セミフラッフは62.5%、ふんわり詰めは50%になります。
最大量で言い直すと、セミデンスは約79%、ノーマルは約68%です。デンスとセミデンスの差は、11ポイントほどです。
グラムの例は、セメントパックが22gのボウルでデンスパックが約20gです。44gのボウルなら約40gです。セメントパックから2g引くのではなく、90%の割合で出します。
同じ型でも、手作りのボウルは容量が違います。1個ずつ量るのが勧められています。この5段階は海外の解説にある考え方で、数字は販売店や店の解説の目安です。まずは出発点にして、自分のボウルで合わせてください。
別の話です。デンスパックは、ボウルの容量に対してどれだけ押し固めるか、という「密度」の段階です。
オーバーパックは、縁より上まで盛るなど、量と高さの話として出てきます。ファンネルボウルは密度で、ストレートボウルは高さで調整する、とJapan Shisha Timesは整理しています。デンスパックは前者の言葉です。
デンスパックとは何ですか?
フレーバーをボウルにぎゅっと押し込む、密度の5段階でいちばん高い詰め方です。ボウルに入る最大量の約9割が目安で、ダークリーフ系のフレーバーに使われます。
デンスパックは何グラム詰めますか?
ボウルの容量によります。最大まで詰めた重さの90%が目安です。例では、22gのボウルで約20gになります。ボウルごとに量って決めます。
デンスパックとセミデンスパックは何が違いますか?
押し固める強さです。最大量に対して、デンスは90%、セミデンスは約79%です。どちらもダークリーフ向きの詰め方として紹介されています。
ストレートボウルでもデンスパックにできますか?
密度を上げすぎると、底の穴がふさがって吸いにくくなる、とJapan Shisha Timesが書いています。Hookah.comも、底側に空気の取り入れ口があるボウルは通り道がふさがると書いています。
デンスパックにすると焦げにくくなりますか?
密度が高いと焦げにくくなる、とまでは書かれていません。Japan Shisha Timesの説明では、密度が低いと、タバコ感が出て焦げた味になりやすくなります。密度が高いと、タバコ感が抑えられてまろやかになりますが、フレーバーによっては熱が通らず、生焼けの味になります。
- Japan Shisha Times「パラメータで理解するシーシャの作り方」(密度の5段階・ボウルごとの詰め方)
- Mason Shishaware「A technical analysis on pack density」(容量の測り方・各密度の割合と弾力の目安)
- Mason Shishaware「The Ultimate Tobacco Packing Guide」(デンスパックと極端なデンスパックの説明)
- Olla Bowls「How to smoke Tangiers tobacco」(Tangiersの詰め方の手順)
- Hookah.com「How to Make the Perfect Hookah Setup」(底側に空気の取り入れ口があるボウルでのデンスパック)
- Hookah.com「How to Make Your Hookah Smoke Thicker」(ダークリーフにはデンスパックを勧める記述)
- Hookah.com「How to Make Your Hookah & Shisha Taste Better」(吸って空気の通りを確かめる)