チチャ
ちちゃChicha
チチャは、フランス語で水たばこ(シーシャ)を指す呼び名で、器具と中に詰めるたばこの両方に使います。綴りは chicha で、フランス語では「シシャ」に近く発音します。Wiktionnaireによると、語源はエジプトのアラビア語の「シーシャ」で、元はペルシア語の「ガラス」です。
チチャ(chicha)は、フランス語で水たばこを指す言葉です。水を通して煙を吸う器具のことで、日本語の「シーシャ」にあたります。
フランス語では、この語を「シシャ」に近く発音します。Wiktionnaire の発音表記は /ʃi.ʃa/ です。
器具だけでなく、中に詰めるたばこの意味もあります。OFDT(フランスの薬物・依存行動を観測する機関)の用語集は、「chicha」を「narguilé」の同義語としています。narguilé は、たばこを含む調合物を吸うための水パイプのことです。同じ語が「吸うための調合物」も指す、と書いています。
綴りは shisha と書くこともありますが、Wiktionnaire はこちらを、あまり使われない綴りとしています。同じ意味の語として、narguilé と houka(フーカ)が挙がっています。
Wiktionnaireによると、フランス語の chicha は、エジプトのアラビア語の「シーシャ」(šīša) から入りました。その前はトルコ語の şişe です。さらにさかのぼると、ペルシア語で「ガラス」を意味する語に行き着きます。
ドイツ語版Wikipediaは、少し違う書き方です。ペルシア語の「ガラス」が、トルコ語とアラビア語の両方に入った、という並べ方です。アラビア語がトルコ語経由とは書いていません。北アフリカのアラビア語の方言では、水パイプのガラスの部分と、パイプ全体の両方を指す、と書かれています。
ペルシア語の「ガラス」までさかのぼる点は、どちらも同じです。トルコ語を挟むかどうかは、資料で違います。シーシャそのものの語源は、シーシャの項に書いてあります。
綴りが同じ、まったく別の言葉があります。南アメリカの飲み物の chicha です。英語版Wikipediaによると、アンデスやアマゾンから広まった飲み物です。発酵させたものとさせないものがあります。とうもろこしから作る「チチャ・デ・ホラ」が、いちばん一般的な形です。
Wiktionnaire は、この2つを別の見出しに分けています。飲み物のほうは、スペイン語の chicha から来た語です。フランス語での初出は1866年と書かれています。発音の欄にも、水パイプは /ʃi.ʃa/、飲み物は /ʃi.ʃa/ または /tʃi.tʃa/ と分けて載っています。
スペイン語では、水パイプは別の語で呼びます。Wiktionnaire の訳語表には、スペイン語の水パイプとして narguile が載っています。英語版Wikipediaによると、スペインでは cachimba も使われ、モロッコからの移民は shisha とも呼ぶそうです。
チチャという言葉に出会ったら、水パイプの話か飲み物の話かを、前後の文脈で見分けることになります。
OFDTの用語集は、西側のフランス語圏の国々では、chicha が narguilé よりよく使われると書いています。「tabac à chicha」は、その水パイプ用のたばこです。
OFDTは、機能や見た目が伝統的な narguilé から離れた、多様な器具が出てきたことにも触れています。
お店の名前では、Wiktionnaire が「bar à chicha」と載せています。
フランスでは、こうした店に決まりがあります。OFDTによると、水パイプ専用の店は認められていません。水パイプ用のたばこを買えるのは、そのバーの客だけで、店内で吸うことが条件です。
WHOアフリカ地域事務局が2024年に出した記事は、chicha を「25〜30%のたばこに糖蜜を混ぜたもの」と説明しています。ここでは、器具ではなく中身の呼び名です。糖蜜を使った葉は、マアッスルの項にあります。
水パイプの呼び名は、地域ごとに違います。英語圏ではフーカ、トルコではナルギレ、シリアやレバノンではアルギレです。英語では waterpipe(ウォーターパイプ)とも呼ばれます。
英語版Wikipediaは、フランス語では narguilé と chicha の両方を使う、と書いています。ドイツ語やロシア語の呼び名は、ヴァッサーファイフェの項とカリヤンの項にあります。
チチャとは何ですか?
フランス語で水たばこ(シーシャ)を指す言葉です。器具のことも、中に詰めるたばこのことも指します。
チチャとシーシャは同じものですか?
どちらも、ペルシア語の「ガラス」までさかのぼる言葉です。Wiktionnaireによると、エジプトのアラビア語の「シーシャ」が、フランス語では chicha になりました。フランス語の発音は「シシャ」に近い音です。
スペイン語でも、水パイプをチチャと言いますか?
Wiktionnaire は、スペイン語の水パイプを narguile としています。スペイン語の chicha は、南米の飲み物の名前です。
チチャの語源は何ですか?
Wiktionnaireによると、エジプトのアラビア語の šīša から来ています。その前はトルコ語の şişe で、元はペルシア語で「ガラス」を意味する語です。ドイツ語版Wikipediaは、ペルシア語からトルコ語とアラビア語の両方に入ったと書き、トルコ語経由とは書いていません。