20歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。シーシャは適度に楽しみましょう。
標本カード
シーシャ本体のアナトミー図。ボウルとベースをつなぐシャフト(ステム)をオレンジ色で強調
ライセンス: 自作(シーシャデックスオリジナル)出典: シーシャデックス

シャフト

しゃふとStem / Shaft

器具シーシャ本館標本番号: stem
定義

シャフト(ステム)は、シーシャ本体の中央を縦に通る支柱です。多くは金属の管でできています。ボウル・トレイ・ホース・ボトルをひとつにつなぎ、ボウルで生まれた煙を、水のあるボトルへ送る通り道にもなります。煙を冷やしたりこしたりする装置ではありません。上からアップステム・ステムハート・ダウンステムの3部品に分かれる構成もあります。

まず結論

役割は「つなぐ」と「煙の通り道」の2つです。 煙を冷やす装置でも、フィルターでもありません。水もフィルターではありません。CDCとFDAは、水は煙から有害な化学物質を取り除かないと説明しています。ベースの項にも書いています。

買う前には、ボトルとのつなぎ目が、ゴムの輪留めかネジ式か、手持ちのボトルと合うかを見ましょう。ボウルの底・ホースの差込口・トレイの穴の大きさが、組み合わせる部品と合うかも見ておきます。お手入れのために分解できるかも、確かめてください。

呼び名は、商品ページや解説では「シャフト」「ステム」のどちらも使われます。同じ部品なので、探すときは両方の言葉で探してください。

ステムとシャフト、呼び方は?

ステムとシャフトは同じ部品で、シーシャ本体の中央を縦に通る支柱のことです。日本では「シャフト」「ステム」のどちらも使われます。メーカーや解説によっては、「ボディ」「パイプ」とも呼びます。英語では stem や shaft です。このページでは、解説で多い「ステム」を主に使います。

支柱の上側がアップステム、水に浸かる下側がダウンステムです。

ステムハートは、上下をつなぐ中ほどの部品です。CLOUDの組み立て解説が、この名前で呼んでいます。どの機種にもあるとは限りません。

ステムは何をしているの?

シーシャの部品はたくさんありますが、そのほとんどはステムに取りつきます。CLOUDは、ステムがトップ(ボウル)、ホース、トレイ、ボトルのすべてをつないでいると説明しています。

もうひとつの役目は、煙の通り道です。ホースから吸うと、ボウルのフレーバーが炭の熱で煙になります。煙はステムの中を下へ降り、行き先は水の中です。水をくぐった煙は、ボトル上部の空間からホースを通って、口に届きます。この途中で、水に浸かった下側(ダウンステム)は、煙を水に通す入口です。

ステム自体は煙の通り道で、冷やす装置ではありません。水の中で煙が出る入口の形を決めるのは、ダウンステムとディフューザーです。ディフューザーとは、ダウンステムの先につけて、泡の出方を変える部品のことです。水をくぐらせても、有害な成分が取り除かれるわけではありません(CDC・FDA)。

ステムに付く部品を、上から順に
ステム自体のつくり

CLOUDの組み立て解説によると、ステムは上からアップステム・ステムハート・ダウンステムの3つに分かれます。ステムハートを中心にネジ山で留めることが多い、とされています。

一方、アメリカの販売店Hookah.comの解説では、手作りのシーシャは、ダウンステムが上側に溶接されているのが一般的です。機械生産の多くは、ダウンステムが取り外せるネジ式だと説明されています。

つまり、ステムは3部品の機種も、溶接でひと続きの機種もあります。形は一種類ではありません。

素材と寸法は?

素材は、メーカー公式の記載では金属が中心です。Amy Deluxeの製品ページには、アルミ製のシャフトの機種とステンレス製の機種があります。Union Hookahは、ステンレスに木・アクリル・デルリン(樹脂の一種)などの装飾を組み合わせた機種を紹介しています。

寸法は機種ごとにまちまちで、業界共通の規格はありません。Amy Deluxeの製品ページにある80〜82cmという高さは、シーシャ全体の高さです。シャフトだけの高さではありません。

木を使ったステムは、フレーバーが染み込んでいく楽しみ方があります。木製ステムとして別にまとめています。

長さで吸い心地は変わる?

「ステムが長いと煙が冷えてまろやかになる」という説明は、日本の解説でよく見かけるものです。CLOUDの記事には、基本的にはステムが長いと、その間に煙が冷やされてまろやかになる、とあります。さらに、長いほど上部の熱がボトル側へ伝わりにくく、質の良い煙が吸えると言われている、との記述もあります。

ただ、これは販売店メディアの説明です。長さと煙の温度の関係を測定した結果ではありません。ステムの役目の中心は、あくまで煙の通り道です。

冷え方に関わるのは、長さのほかにもあります。CLOUDの別の記事によると、ボトルが大きいと水の量が増えて、煙が冷えやすくなる、という説明です。吸いやすさについては、台の大きさではなく、ステムやホースの太さ、ボウルの穴の大きさなど、煙の流れで決まると説明されています。管が細ければドロー(吸うときの抵抗感)は重くなる方向、太ければ軽くなる方向です。

ダウンステムの先端がどれだけ水に沈むかも、吸い心地に関わります。深すぎると吸うときに重くなり、浅すぎると煙が水を通りません。目安は出典によって幅があります。そのため、ベースの「水の量」にまとめています。別のボトルとステムを組み合わせるときは、水位を確かめましょう。

お手入れで気をつけること

ボウルから落ちたシロップ(糖蜜)は、ステムに入り込みます。次のフレーバーに前の香りが残る原因です。ステムの内側をふくときは、柄の長いブラシ(ホース・ステム用ブラシ)を使います。

予防の道具には、モラセスキャッチャーがあります。ステムの上端につけて煙だけを通し、シロップをためる道具です。CLOUDによると、ステムの上端に付けるタイプと、中間に付けるタイプがあります。後者は、使えるパイプが限られます。

吸い心地がおかしいときは、ホースが奥まで差さっているか、バルブのふたが閉まっているか、バルブの中の球がなくなっていないかを順に確かめます(CLOUD)。ゴムの輪(グロメット)が傷んで空気が漏れても、同じような不調が出ます。

よくある勘違い

「ステムが長いほど必ずおいしい」とは言えません。 長さは、煙の冷え方の一因として語られます。ただ、体感はボトルの高さ、水量、管の太さ、ボウルや炭の使い方とセットで決まります。

「ステムを替えれば吸い心地が劇的に変わる」とも限りません。 管の太さや長さは変わります。ただ、ボトル・ホース・ボウルとのつなぎ目の合い具合のほうが効くことも多く、一般化はできません。

よくある質問

ステムとシャフトは同じものですか?

同じ部品の呼び方です。シーシャ本体の中央を通る支柱のことで、メーカーや解説によって「ステム」「シャフト」「ボディ」などと呼ばれます。

ステムの役割は何ですか?

ボウル、トレイ、ホース、ボトルをつなぐ支柱であることと、ボウルでできた煙を水の中へ送る通り道であることの2つです。ステム自体は煙を冷やす装置ではありません。水も、有害な成分を取り除くフィルターではありません(CDC・FDA)。

ステムが長いと煙はまろやかになりますか?

CLOUDなど日本の解説には、長いほど煙が冷やされてまろやかになると言われている、という説明があります。ただ、測定結果ではありません。冷え方にはボトルの水量なども関わるため、長さだけでは決まりません。

ステムの素材は何ですか?

金属が中心です。メーカー公式の製品ページでは、ステンレス製やアルミ製の機種が確認できます。装飾に木やアクリルを使った機種もあります。

ステムだけを別のものに替えられますか?

替えられる場合もあります。ただ、ボトル側のつなぎ目(ゴムの輪留めかネジ式か)や、ボウル・ホースの差し込み口が合う必要があります。購入前にサイズと接続方式を確認してください。

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採集記録(出典)

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