ベース
べえすBase / Vase
ベースは、シーシャ本体の一番下にある、水を入れる容器です。「ボトル」とも呼ばれます。ボウルでできた煙は、ステムを通ってこの水の中に出ます。水面の上からは、ホースで口へ届く仕組みです。水は煙の通り道であって、有害な成分を取り除くフィルターではありません。素材はガラスが多く、陶器やアクリルなどもあります。
- 水はフィルターではありません。CDCは「フーカーの水は煙をろ過しない」と説明し、FDAも、水は煙から有害な化学物質を取り除かないとしています。
- 水の量は、「何ミリリットル」ではなく「ダウンステムの先端がどれだけ沈むか」で決めます。目安は出典によって、約1〜4cmの幅があります。
- 買い足すときは、ベースだけ替えられるか(ステムの長さ・口の大きさ・ゴムの形が合うか)を確かめます。水位が外から見えるかも見ます。
ベースは、シーシャ本体の一番下にある、水を入れる容器です。このサイトでは「ベース」と書きます。日本語の解説では「ボトル」とも呼ばれます。
英語圏では、base(ベース)と書く店や解説が多いです。vase(花びんと同じ綴り)と呼ぶ店もあります。どれも同じ部品のことです。
ステムやホースとは、別の部品です。ベースは、水を入れる器そのものです。中央を通る支柱はステム、口へ煙を運ぶ管はホースと呼びます。
ホースから吸うと、ベースの中の空気が減り、ほかより気圧が低くなります。すると、ボウルのほうから空気が引き込まれる、という流れです。熱されたフレーバーの煙は、ステムの中を下へ進み、ダウンステムの先端からベースの水の中へ出ます。煙は泡になって水面へ上がり、水面の上の空間にたまります。その煙を口まで運ぶのが、ホースです。
つまりベースは、水をためる器です。同時に、煙が水をくぐって出てくる場所で、ホースがつながる終点でもあります。ステムの先にディフューザーがつく製品もあり、先端の形で泡の出方が変わります。
CLOUDの解説では、ボトルには水のほかに、お酒やジュース、フルーツ、氷を入れることもできます。味に影響すると紹介されています。お店のメニューは、ボトルアルコールを参照してください。
ステムとベースの口のすき間は、ゴムの輪で密閉します。ここが痩せたりゆるんだりして空気が漏れると、吸ってもうまく煙が上がりません。吸い心地が重くなる原因にもなります。
ベースの水については、「煙が水をくぐるから、有害な物質が取れて体にやさしい」という誤解がいちばん多いです。国内の器具の解説にも、水を「フィルター」と書くものがあります。ただ、CDCの説明は「フーカーの水は煙をろ過しない」です。FDAも、水は煙から有害な化学物質を取り除かないとしています。
水の役目は、煙が通り抜ける場所になることです。水をくぐらせると口当たりが変わると感じる人はいます。でもそれは、体に入る成分の量とは別の話です。
CDCは、1回の利用で、紙巻たばこ1本と比べてほぼ9倍の一酸化炭素と1.7倍のニコチンにさらされうると示しています。1回の利用と紙巻1本を比べた目安です。水の量やベースの素材を変えても、この点は変わりません。
CLOUDは、ボトルの素材にガラス製、陶器製、アクリル製があると紹介しています。海外の器具店の解説も、ベースは多くがガラス製で、プラスチック製もあると書いています。
いちばん一般的なのはガラスです。透明なので、水位や泡の上がり方が外から見えます。ガラスにも種類があり、見た目の輝きを重視するクリスタルガラスと、熱の急な変化に強いボロシリケートガラスが、よく比べられます。
ボロシリケートガラスは、「ボロシリケイト」と書かれることもあります。ガラスメーカーSCHOTTは、同社のガラス製品BOROFLOAT 33の熱膨張率が、ふつうのソーダ石灰ガラスの約3分の1だと説明しています。ベース用のガラス全般の数値ではありませんが、この種類のガラスが温度変化に強い理由を示す一例です。Dschinniは、掃除のしやすさと丈夫さからこの素材を勧め、クリスタルガラスは輝きでまさるとしています。
ガラス以外の素材として、CLOUDは陶器やアクリルなどを挙げています。陶器は中が見えないので、水位は入れる前に決めておく必要があります。洗い方や使える温度は、製品ごとの説明に従ってください。
水の量は、「何ミリリットル入れるか」より、「ダウンステムの先端がどれだけ水に沈むか」で決めるのが基本です。ボトルは形も大きさもさまざまで、同じ量でも水位が変わるからです。
目安は、出典によって幅があります。CLOUDでは、ダウンステムが水に約1〜2cm浸かる程度が目安です。AMYの米国サイトの解説は約0.5インチ(約1.3cm)で、ディフューザーがあるときは、それが完全に水中に入る高さを勧めています。海外ショップのShisha Boutiqueは、2.5〜4cmから試すとしています。つまり、1〜4cmほどの範囲です。ステムの形やディフューザーの有無で、合う水位が違うと考えると分かりやすいでしょう。
水が深く、ステムが沈みすぎると、吸うのが重くなります。ドローが重いと感じたら、水を減らして調整できます。逆に、少なすぎて先端が水に届いていないと、煙は水をくぐらず、そのまま口に届くわけです。
入れる順番は、先に水を入れ、ステムを差してから、先端の沈み具合を見る順番だと確かめやすいです。水以外(氷や飲み物)を足したときは、同じ水位でも総量が増えます。ステムの先端が目安より深く沈んでいないかも確かめます。
ステムの上側はアップステムといって、水の外にある区間です。沈める深さを決めるのは、水の中のダウンステムです。
使い終わったら、水を捨ててすぐすすぎます。糖蜜やミルク、ジュースなどが残ったまま乾くと、汚れが落ちにくくなり、においも残りやすくなります。
ガラスは、急な温度差を避けます。熱いお湯を冷えたガラスに入れる、といった急な温度変化は、割れの原因になりえます。洗うときはぬるま湯が無難です。ボロシリケートガラスは熱に強い素材ですが、製品ごとの案内を優先してください。
洗剤は残さないようにします。洗ったあとはしっかりすすぎ、逆さにして乾かします。
倒れや衝撃にも備えます。ガラス製は落とすと割れるので、底にボトルプロテクターをかぶせて使う人もいます。
まず、ベースだけ替えられるのかを確認します。ステムの長さ、口の大きさ、ゴムの形が合わないと、先端が水に届かない、ゴムが合わず空気が漏れる、といった問題が出ます。
水位が見えるかどうかも大事です。中が見える素材は、水位の確認が楽です。見えない素材は、量り方を決めておくと迷いません。
お店で吸うときは、ボトルに水以外を入れるメニューがあるかどうかは、店によって違います。
ベースとボトルは同じものですか?
同じ部品のことです。シーシャ本体の一番下にある、水を入れる容器です。日本語の解説では、「ベース」「ボトル」のどちらも使われます。
ベースには水をどのくらい入れますか?
量より、ダウンステムの先端がどれだけ沈むかが基準です。CLOUDは約1〜2cmで、海外の解説には約1.3cmや2.5〜4cmとするものもあり、全体で1〜4cmほどの幅があります。多すぎると吸うのが重くなるため、少なめから調整します。
水を通すとフィルターになって、体に害は少ないのですか?
なりません。CDCは水が煙をろ過しないと説明し、FDAも、水は煙から有害な化学物質を取り除かないとしています。CDCは、1回の利用で紙巻たばこ1本と比べてほぼ9倍の一酸化炭素にさらされうるとも示しています。1回の利用と紙巻1本を比べた目安です。
ベースにはお酒やジュースを入れてもいいのですか?
CLOUDは、水のほかにお酒やジュース、フルーツ、氷を入れる場合もあると紹介しています。ただし、お店によって用意が違い、洗い残しがにおいの原因にもなります。入れたあとは早めに洗ってください。
この語に関連するサイト内のページです。
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- CLOUD「図で解説 シーシャの仕組み」(ボトルの役割、ダウンステムが水に浸かる深さ1〜2cm)
- CLOUD「シーシャの煙の通り道とパーツ」(ボトルの素材はガラス・陶器・アクリルなど、水以外を入れる場合)
- CDC「Hookahs」(フーカーの水は煙をろ過しない/1回の利用での一酸化炭素・ニコチンの量)
- FDA「Hookah Tobacco (Shisha or Waterpipe Tobacco)」(水は煙から有害な化学物質を取り除かない)
- Hookah.com「What Is In A Hookah」(ベースは水を入れる部品で、多くはガラス製、プラスチック製もある)
- Shisha Boutique「Why Does a Hookah Bubble? Airflow Through the Downstem Explained」(ダウンステムを2.5〜4cm沈める目安、水が多いと吸引が重い)
- AMY Deluxe「The Art of Preparing and Smoking Hookah」(水位はステム先端が約0.5インチ浸かる程度、水を入れすぎない、ガラスのベースは洗える)
- SCHOTT「BOROFLOAT 33」(ボロシリケートガラスの熱膨張率はソーダ石灰ガラスの約3分の1)
- Dschinni「Hochborosilikatglas 3.3 und Kristallglas」(ボロシリケートとクリスタルガラスの比較)