20歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。シーシャは適度に楽しみましょう。
標本カード
シェアの図解。1台のシーシャを複数人で囲み、2人目以降にシェア料金がかかる仕組みを示す
ライセンス: 自作(シーシャデックスオリジナル)出典: シーシャデックス

シェア

しぇあSharing

店・文化シーシャ本館標本番号: share
定義

シェアは、1台のシーシャを複数人で分け合って吸うことです。多くの店では、使い捨てのマウスピース(吸い口)を人ごとに付け替えて、ホースを回します。2人目以降には「シェア料金」が加わります。料金の決め方も、吸わない同席者の扱いも店ごとに違うので、注文前の確認が大切です。

そもそも、どんな言葉?

シェアは、1台のシーシャを2人以上で分け合って吸うことです。1つのボウルとベース(水の容器)を囲んで、ホースを順に回します。

シェア料金(シェア代)は、1台を複数人で使うときに、2人目以降に加わる追加の料金です。「1人あたり」「人数ごと」など、決め方は店によって違います。料金はどう考える?の節も参考になります。

マウスピース(吸い口)は、ホースの先に付ける、口をつける部分です。使い捨てのものを人ごとに付け替える店が多くあります。

一緒にテーブルに着く人を、同席者といいます。吸わずにドリンクだけ楽しむ人も含まれます。

どうやって回すの?

シーシャでは、ボウルで温められたフレーバーの煙が、水の入ったベースを通ります。そのあとホースを伝って、口に届きます。この道筋は1本しかありません。だから複数人で楽しむときは、同じホースを順番に回します。米国疾病予防管理センター(CDC)も、水たばこは集団で吸われ、同じマウスピースが人から人へ渡されるのが一般的だと説明しています。

1回分の長さは、およそ1〜2時間のことが多いです(セッション)。会話をしながら、一周ずつ吸っていきます。途中で味が薄くなったら、フレーバーごと入れ替えるトップ替えを頼む店もあります。

吸い口まわりの衛生(公的資料から)

厚生労働省のe-ヘルスネットは、水パイプたばこ(シーシャのこと)について、「まわしのみではウイルス感染などの別のリスクもあります」と説明しています。つまり、たばこそのものの健康影響とは別に、器具を共有すること自体に感染面の論点がある、ということです。

WHO(世界保健機関)の東地中海地域事務局が、新型コロナウイルス感染症との関係で解説を公開しています。感染経路の一般的な整理では、水たばこは集団で楽しまれ、1つのマウスピースとホースが利用者の間で共有されることが多いといいます。ホースや水の容器は、微生物が生き延びやすい環境になりうるそうです。しかも店では洗浄に手間がかかるため、1回ごとには洗われないことが多いとされています。そのうえで、水たばこの使用は、呼吸器系のウイルスや結核などの感染因子の伝播リスクの上昇と関連している、というのが解説の整理です。

カナダ・オンタリオ州の公衆衛生機関(Public Health Ontario)は、新型コロナウイルスの感染リスクとの関係で、文献レビューをまとめています。2020年12月に公開されたもので、現在はアーカイブ扱いです。対策の方向として挙げているのは、共有する習慣を控えるよう啓発することです。再利用する部品の洗浄・消毒の手順を整えること、使い捨てのマウスピースを使うこと、再利用のホースを使い捨てのものに替えることも挙げています。

同じレビューは、米国のラウンジ10か所を調べた小規模な調査も紹介しています。調べた器具のすべてから細菌の増殖が見られ、マウスピースがもっとも多かったという内容です。一方で、特定の感染症がシーシャの共有で広がったことを直接測った研究は見つからなかった、とも書いています。

ここまでを言い換えると、共有に感染面の論点があることは公的機関が認めている一方、「この方法なら大丈夫」と保証できる資料はない、ということです。何が分かっていて、何が分かっていないかを知ったうえで、自分で判断するのが現実的です。

水が煙のフィルターになるわけではない、という点も含めて、健康面の全体像は健康リスクの基礎知識ガイドにまとめています。「シーシャの健康リスクを科学的に整理する」も参考になります。

店で自分にできること

シーシャを吸えるのは20歳以上の人だけです。年齢のルールは法律と年齢のガイドで確認できます。

料金はどう考える?

シェア料金は、シーシャ代・チャージ料・ドリンク代とは別に付く、追加の項目です。金額や決め方は、店ごとに大きく違います。1人あたりの定額にする店、人数に関わらず一律にする店、そもそも別料金にしない店など、さまざまです。全国共通の相場や決まりはありません。実際の金額は、店の公式サイトの料金表や、注文前の確認で確かめてください。お会計全体の考え方は、シーシャのお会計のしくみにまとめています。

計算の基本は「シーシャ代+シェア料金×(人数−1)+人数分のチャージとドリンク」です。たとえば、シーシャ代が2,500円、シェア料金が800円の店で、3人が1台を分けたとします。シーシャ分は2,500+800×2で4,100円、1人あたり約1,370円です。1人1台ずつ頼むと、2,500円×3で7,500円になります。割り勘のシーシャ代は、分け合うほうが安く収まります。チャージとドリンクは、どちらの場合も人数分かかる想定です。

追加の料金は、金額そのものよりも見せ方が公的な論点になります。お店が、通常あわせて提供されるサービスの対価を別に請求するのに、その旨を示さず商品の価格だけを表示すると、不当表示にあたるおそれがある、というのが消費者庁の考え方です(チャージ料の解説も参照)。料金表にシェアの記載があるか、会計の前に確かめておくと安心です。

吸わない人が一緒にいるとき

シェアの席には、吸わない人が一緒にいることもあります。受動喫煙(二次喫煙)は、他人の喫煙で出た煙にさらされることです。厚生労働省は、これを「マナーという考え方だけでは解決できない健康問題」と位置づけています。CDCも、煙に含まれる化学物質は吸わない人にとっても健康上のリスクになりうるとしています。

法律にも、喫煙する人の側への決まりがあります。健康増進法第27条は、喫煙が禁止されていない場所で吸うときも、望まない受動喫煙を生じさせないよう周囲の状況に配慮しなければならないと定めています。お店の中での吸い方は、お店のルール(改正健康増進法にもとづく区分)に従うのが前提です。

よくある誤解

「使い捨てのマウスピースなら感染の心配はない」は、誤解です。先端を替えるのは有効な対策のひとつですが、ホース本体や周囲の器具まで入れ替わるわけではありません。リスクがなくなると言い切れる資料もありません。

「水を通しているから、回し吸いしても大丈夫」のほうは、水がフィルターの役割を果たさないと、WHOなどの機関が説明しています。器具を共有する際の論点と、水の有無は別の話です。

よくある質問

シェアは1台に何人まででできますか?

決まりは店ごとにさまざまです。席の広さやスタッフの運用で、人数の目安を決めている店があります。人数が多いときは、2台に分けるよう案内されることもあります。人数が決まっているなら、予約の時点か入店時に聞いておくと安心です。

シェアすると、1人あたりの料金は安くなりますか?

シーシャ代の割り勘分は、安くなるのが一般的です。たとえば2,500円のシーシャを2人で分け、シェア料金が800円なら、シーシャ代は1人あたり1,650円ほどです。ただ、チャージとドリンクは、一般に人数分かかります。合計は、店ごとの料金表で確かめる必要があります。

回し吸いは衛生的に大丈夫ですか?

「大丈夫」と言い切れる公的資料はありません。厚生労働省は、水パイプたばこの回しのみにはウイルス感染などのリスクがあると説明しています。WHOの解説も、器具の共有が感染因子の伝播リスクと結びつくとしています。使い捨てのマウスピースで人ごとに先端を替えるのは、対策のひとつです。ただ、ホース本体は共有になります。

吸わない友だちを連れて行ってもいいですか?

吸わない人の入店や席の扱いは、店ごとに違います。20歳未満の人は、吸わなくても喫煙目的施設には入れません。席の位置や、吸わない人のチャージの扱いは、予約時か入店時に確認してください。

シェア料金は必ずかかりますか?

シェア料金の有無も、金額も、料金の組み立ても、店ごとにさまざまです。公式サイトの料金表か、注文前のスタッフへの確認で確かめるのが確実です。

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採集記録(出典)

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